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読書のブログがしばらく途絶えていた。図書館から本を借りてある程度読んでいたのだが・・・。

十津川警部シリーズ。現在、私が通っている図書館には新書版の本がたくさんあって通勤時などにも読みやすい。この七人の証人も新書で、読み始めるといきなり十津川警部が誘拐されてしまうので、驚かされた。読み進んでいくと、かなり変わった設定でうーんと途中で読むのをやめようかどうしようか迷ったが、西村京太郎にはこれまでかなり楽しませてもらってきたから我慢して続けてみることにした。

その変わった設定とは、十津川を含む七人が誘拐され、気がつくと無人島にいたというものだ。そして、その無人島の中に東京のある街が復元されているというのだ。復元させたのは1年前に殺人罪で起訴された若者の父親で、彼はブラジルで成功して金を持っていたから、獄中で無くなった息子の無念を晴らすために、十津川を含む7人の裁判の証人たちを無人島に招き、もう一度殺人当日の真実を確認していくという設定だ。

本を読み進めていくうちに、しだいにその息子の無実が証明されていく。しかし、同時に無人島内で証人たちの内、3人が殺されてしまう。さて、その犯人は誰か?という謎解きに読者を引きづりこんでいく。1年前の真犯人と無人島での犯人は・・・。殺人事件の内容はシンプルにも関わらず、ある程度の厚さに本をまとめる筆力がある作者がうらやましい。いや、これは皮肉でなく本当に。