先週、深夜に近所のスーパーに水を買いに行ってですね。
他にも要るものもいくつかカゴに入れてレジに向かったんですが、深夜なので人がいなくて。
ちょっとしたら、
店内で他の作業をしてた店員のおばちゃんが、自分に気づいて、レジを打ちに来てくれました。
で、その店員のおばちゃん
(60代ぐらいかな?)が、
顔にしっかりフィットするタイプのマスクをしてたんです。
で、風邪気味なのか、時々咳をしてるんですね。
そして、
おそらく記憶は合ってると思うんですが、
たぶん数ヶ月ぐらい前に仕事帰りにそのスーパーに寄った時、
そのおばちゃんのレジだった時があって、
同じようにマスクをして、同じように咳をしてたんです。
で、実はその時、
自分が持ってたのど飴(医薬品)を渡してあげたかったんです。
でも、まだ19時台とかで、他のお客さんもそこそこいたり、
渡すまでの勇気というか思いっ切りがなくて、
結局実行には移せなかったんですが。
そして、今回。
また同じおばちゃんが、
同じようにマスクをして、咳をしている。
(まさかずっと風邪が長引いてる訳ではないと思うけど、、)
そして、ちょうど自分もその時、
ちょっと前まで軽く喉が痛くて咳も出てたのもあって、
鞄の中には、前と同じのど飴(医薬品のしっかりしたやつ)がある!
これは、今こそあげるしかない。
この時の動機っていうか、
自分の気持ちはですね。
人に対して親切にすると、
気分がいいじゃないですか。
で、その気分の良さを味わいたかったのが、一つ。(つまりぶっちゃけ、自分のためですね。あと、徳を積むような行為をすると、何かいいことあるかなーって。募金とかいいっていうじゃないですか)
もう一つは、
ごく普通のお客さんから、のど飴とかもらったら、
おばちゃんはきっと喜ぶだろうな~、
という、反応を見たいがための実験?というか(笑)。
まあ、そんなこんなで、
ここだ!と実行に移しました。
おばちゃんがレジを打ってる途中、
後ろに次のお客さんも来たんですが。
もはや、
ここで尻込むような俺ではない!!
お金を払い終わったと同時ぐらいに、
おもむろにおばちゃんに声をかけました。
「(鞄からのど飴を取り出しながら)
店員さん、
ちょうど自分これ持ってるんで、
よかったらあげますよ。どうぞ」
すると、店員のおばちゃんは、
一瞬やはり驚いたような顔をして、
「・・あら!まあ!!
ありがとう~!・・嬉しい!」
と、
それはそれは、
喜んでくれました。
しかも、
「私、こういうのねぶる(舐める、の方言ですね)の、初めて」
と。
どうやら今までの人生で、
医薬品ののど飴を、わざわざ買ったりで舐めたことがなかったみたいで。
それもあって、
すごく嬉しそうにされてました。
ただ、
次のお客さんも後ろにいたんで、
ブツを渡したらすぐ、レジを離れて。
買ったものを、背負ってきたリュックに詰め終わった頃、
後ろのお客さんのレジも終わってて。
帰り際、おばちゃんに向かって、
「それ、のどの痛みにもけっこうすぐ効きますし、咳もわりと止まりますよ」
「一回、二粒ですって」
と、さりげないフォローを加えつつ。
すると、
「何かごめんね~、ありがとね!
まあ~、嬉しい!」
と、小包装四粒入りののど飴の袋を両手で持って見ながら、本当に嬉しそうにされてました。
前の時にはあげれなくて、
ちょっとドキドキもしたけど、
思い切って渡してみてよかった、と、
本当に良い気分で、
スーパーを後にしました。
実は、この時までは、
「人に対して良い行いをしたり、徳を積んだ行為は、誰かに聞いて欲しいのを我慢して、自分の中におさめておく方が、より徳を積むことになる」
みたいな話を、昔何かで読んだか聞いたかの記憶があったんで、
この話自体も、誰に言わないつもりでいたんですけど。
それが、
こうしてブログ記事にしてる理由は、
いわゆる人を喜ばせる行いをしたのが原因かどうか証明はできませんが、
家に帰ってから、
すぐにむちゃくちゃ嬉しい事があったからです。
(次回、最終話に続く)
(引っ張るようでごめんなさい汗)
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