人の話を聞き続けることが苦手だ。
もっと丁寧に言うと、(唐突に)(人のペースを読まず)(わたしには興味のない)話を(長々と)する人が苦手だ。
初めのうちは、穏やかに目を見て、「はい」「そうなんですね」「へぇ〜」「なるほど」と相槌をうつ。
途中で、どうしよう…コミュニケーションになっていない…と心中ざわつき始める。
視線は落ち、いつの間にやら脚の付け根辺りを見つめることもある。
見るからに失礼なやつだ。
でも、気づいた。
興味ない話をだらだらしてる人にイライラしているだけではなかった。
わたしが、自分の話をじっくり時間をかけて話すことに抵抗を持っていたのだ。
表面上では、人に自分のことを長々と話すなんて迷惑だ。相手だって聞きたくないはず。聞いてもらうなんて悪い。と控えめなわたしと思っていた。ものすごく傲慢な思い込みを持っていながら、恥ずかしいことに、奥ゆかしいくらいまで思っていた。
本当は違った。
話を聞いてほしい。わたしのことを知ってほしい。分かってほしい。
人の顔色を伺わずとも、自分の話をできてしまう人が心底羨ましかった。
自分は、そんなことしたらいけない。嫌われると思っていたから。
わたしも、あなたと同じように、自分の話をしていいんだ。
人に聞いてもらっていいんだ。
聞いてもらえる人間なんだ。
大丈夫なんだ。