どうも、はるまき虫です。前回はバルフィエラ島から脱出して、ハンマーフェルのストロス・エムカイ島にやって来ました。さて、今回のお話は…





*「…あ…頭がいてぇ、テレポートって結構疲れるな…」

目が覚めたかい?ここは【ハンマーフェル】に属するストロス・エムカイ島だよ。君がいるのは港町【フンディング港】さ。


せっかくだから、タムリエル大陸の世界地図と諸地域の地図を渡しておこう。これがストロス・エムカイ島の地図だよ。赤丸は君がいる大まかな場所。

*「何から何まで親切だな。…へぇ、島自体は小さいな。」

南にはまた別の港があるし、西にはドワーフの遺跡が眠っているよ。ドワーフっていうのは、昔タムリエルの北部で勢力を広めていた種族だ。別名はドゥエマーエルフの一種でもあるよ。エルフ種については深く彼らに関わる時に説明しよう。

*「その言い方だとドワーフとやらは今はいないのか?」


その通りでございます。随分前にタムリエルの東部【モロウウィンド】で、そこに眠る神の遺物を兵器に使おうと企んだヤツがいたんだ。その結果、種族ごと消えた。理由は神のみぞ知るってところかな?だから彼らの遺跡には遠慮なく立ち入ってかまわないよ。




*「解説ありがとう…ところで一つ聞きたいんだが、この服は何だ?」

これはサービスだよ。君がさっき着てたエルフの鎧については大丈夫、あくまで「見た目だけを変えてる」からね。


*「……。」

どうかしたかい?


*「いや…、何だかある名前?みたいなのを思い出したんだ。テレポートした時の衝撃が原因か?」

どうだろうね。自分の名前すら忘れてるのなら、その思い出した名前を使ったらどうだい?


*「そうするか、今から俺の名前は【ナギ・オースフォート】だ!」




*「さて、やって来たはいいけど何をすればいいのかサッパリわからん。」

とりあえず、その辺をぶらぶらしてたら問題に出くわすんじゃない?

*「そんな石ころみたいに転がってるものなのか?」


*「いたー。なんか訳ありな仕事を持っているらしいが、こんなのに首を突っ込んで大丈夫なのか?」

おっと、彼女とは良い関係を作った方がいいよ。彼女は【ダガーフォール・カバナント】の一員だし、ブレトンの君は関わって損はないと思うよ。

*「カ…カバナント?」

どうやら、それも忘れた感じかな。えーと…


今のタムリエルは、3つの同盟が大陸の中央地域【シロディール】を中心に戦争をしているんだ、帝国の玉座を求めてね。

*「物騒だな…、帝国ってのになんかあったのか?」


バルフィエラ島で、デイドラの説明はしたね?デイドラは長年タムリエルに干渉し続けてきたんだ。だから、それを終わらせようと【ある儀式】を帝国の皇帝とその側近たちが行ったんだ。でも、儀式はデイドラと裏で手を結んでいた【マニマルコ】という死霊術師の手によって台無しなってしまった。結末を言えば「デイドラの干渉からニルンを辛うじて守っていたバリアが崩壊して、無防備になってしまった…」って感じだよ。

こうして、マニマルコはこの儀式を隠蔽して、帝国を裏で牛耳るようになってしまったよ。そして、彼が崇拝するデイドラたちの頂点…デイドラ公の一柱【モラグ・バル】がタムリエル侵略の準備を整えてしまったんだ。

*「物騒どころの話じゃなかった。」


おかげで今や帝国の信頼は地に落ちてしまったよ。そこで立ち上がったのが3つの同盟国たちだ!

レッドガード、ブレトン、オークで構成される【ダガーフォール・カバナント】


ダークエルフ、アルゴニアン、ノルドで構成される【エボンハート・パクト】


そして、ハイエルフ、ウッドエルフ、カジートで構成される【アルドメリ・ドミニオン】

*「なるほど、3つの同盟国がお互い力を合わせてデイドラ共と戦うってわけだな!」


いや、互いに殺し合ってるよ?

*「あれれ〜?おかしいぞ〜?」


お互い、大陸の中心地たる【シロディール】の支配権を狙ってるんだ。あ、でもモラグ・バルを筆頭とするデイドラの軍勢に立ち向かう気はあるよ。

*「…お前の話を聞いて、今後の旅が不安になったんだが。どーしてくれるんでしょうか( ゚д゚)」


まぁまぁ、とりあえずブレトンの君はカバナントに従う気でいたらいいと思うよ。だから、その一員のカリーン船長と仲良くなってみたらどうだい?






*「話を聞けば、カリーン船長はここの首長である【ボーセク】って人から盗みを働こうとしているようだな。」

*「だが、地元の人間はボーセクを恐れているからそんな真似ができないらしい…。そんなに怖いヤツなのか?」

ボーセク首長は、ここの前の首長を殺して今の地位を得た男だ。前に【ヘレイン船長】率いる海賊団が彼と戦ったそうだけど、今は中立関係を結んでいるようだ。ヘレイン船長とも、ひょっとしたら対決するもしれないね。

*「なるほどな、それで【頼れる人材を3人連れてこい】ってわけか。」

*「…ところで、スピアヘッド号の船員って少ないのか?今の所、隣のランブールっていう女性しか会っていないんだが…。」


あー…スピアヘッド号は元々ブレトンのガレオン船を襲って荒稼ぎをしていたようだね。でも、彼女らレッドガードの王【ファハラジャード】からやめるように命令があったんだ。王はカバナントの他の王と手を組んでいるから、スピアヘッド号の標的を「自分の同盟国の種族」から「敵対国」に変えようという考えたようだね。


*「なるほどな、…それが船員が少ない事と関係はあるのか?」

この方針に反対する者が結構いて、大暴動が起きたんだ。それで彼らを船から追い出す事にしたよ。だから、その噂と彼女の方針がスピアヘッド号の人手不足に繋がったんだ。


*「うまいやり方を簡単に捨てたくはなかったんだな…。」

*「それじゃ、まずは3人のうち1人、【ジャカーン】ってヤツを連れて来るか。場所は…ボーセクの宮殿の地下牢…だと?」


それじゃ、頑張って( ^∀^)

*「外国に行ける船はこの辺りにないかな〜?」

君、お金ないでしょ?

*「(´;ω;`)」


今回はこれでおしまい。

ここまで読んでくださった皆様、ありがとうございました。次回から本格的にストロス・エムカイでの冒険が始まります!