
(10点/10点満点)大藪春彦賞受賞
もうめちゃくちゃ面白かったです。
スポーツ(何でもいいです)に少しでも興味がある人ならお薦めしたい作品です。
自転車のロードレースの小説です。
自転車競技って海外ではすごく人気があるらしいのですが、日本ではマイナーですよね?
僕はこの小説を読むまで自転車レースをほとんど観たことがありませんでした。
何年前かも忘れましたが、たまたま放送していたツール・ド・フランスを観た記憶が一度だけあります。ルールも分らないにも関わらず最後まで観ました。ゴール前の迫力は凄かったです。
でもそれ一度だけです。
ルールもこの小説で初めて知りました。
自転車ロードレースって団体競技なんです。
1チーム6~9人でエントリーしてチーム名もあります。
でも優勝者として名前が残るのはチームではなく個人名。
どういうことかというと、
チームの中でエースがいます。エースは基本的に一人。
その他のメンバーはエースを勝たせる為のアシスト。
自分を犠牲にしてエースを勝たせる為にバテるのを分かっていてむちゃくちゃ飛ばしたりしてわざとペースを乱して自爆するんです。
すごい競技じゃないですか?
各チームにエースとアシストがいるので駆け引きがとても面白いんです。
世界最高峰のレース、ツール・ド・フランス。
レース日数:21日
総走行距離:3500km(1日平均100~200km)
場所(国)を移動して行われます。
自動車レースの最高峰のF1が約1年掛けてポイントを争いますが、それを21日間連続で争う。
こちらはポイントではなく、積算タイムで総合順位を出します。
*2日だけ休み。
1回でもリタイヤすれば失格。
コースは平坦コースと山岳コースがあり、コースによって得意不得意があり、順位がガラッと変わります。
平坦コースが得意な選手は山岳コースは最初から捨てて翌日に体力を温存して完走だけ目指します。
あとは毎日ステージ優勝・各賞があるので、総合優勝は狙わないがこの1戦だけは上位を狙う
アシスト選手がいます。
「サクリファイス」=「犠牲」
この小説はエースではなくアシスト選手の物語です。
近藤史恵さんの小説は初めて読んだのですが、レース場面の臨場感が圧倒的であっという間に読破してしまいました♪
これでロードレースに興味を持ち、ツール・ド・フランスのDVDを購入しました☆
これから自転車競技にハマりそうです。
この小説のおかげで趣味がまた一つ増えました

これを書いてくれた近藤史恵さんに感謝です

今回、登場した脇役選手のサイドストーリーもあるみたいなのでそちらも楽しみです

RATT「Lovin' You's A Dirty Job」