令和6年度診療報酬改定にてベースアップ評価料といものがあります。

https://www.mhlw.go.jp/content/12404000/001237003.pdf


医療従事者の賃上げについです。令和5年度と比較して令和6年度は+2.5%、令和7年度には+2.0%を定期昇給と併せて実現を目指すとなっています。

これは初診時、再診時など(その他多数加算項目あり)に点数を加算していいですよ、そしたら余分に病院側はお金はいるよね。それを従業員に分配して下さい。という物です。



いや、まぁ賃上げは嬉しいですよ。私は理学療法士なのでこの件についてはポジショントークになってしまいますが、あえて言わせてもらいます。加算されるということは、結局患者から金とるんかい!!




医療従事者には馴染みない消費者物価指数という物があります。ようは、物価。物の値段が前年の同じ月と比べてどう変化したかをみる物です。

https://www.stat.go.jp/data/cpi/sokuhou/tsuki/pdf/zenkoku.pdf


直近の2024年4月の消費者物価指数は2.4%。2023年4月から2.4%物価が上がっているということです。先に示したベースアップは2.5%を目指すということは±0%でとんとんぐらいです。おそらくこれでは給料上がったなーと実感はほとんどできないと思います。また、6月使用分から電気、ガスの補助が終わっています。そして、9月からはガソリンの補助も終わります。私は地方在住のためこのガソリン補助の打ち切りはかなりでかいです。さらに、(まだあるの?)令和6年度から森林環境税が所得税に上乗せで月1000円。子育て支援金で月1000円程度(額は個人によって異なる)徴収されます。




ベースアップ分はほぼ消えてしまうのではないかと思います。ただでさえ介護、看護師は人が足りてないのにこれ意味あるの?って感じですね。理学療法士が足りてないとは聞いた事ない笑

診療報酬は低いが理学療法士の数は増えてる。理学療法士やばいって。