今日は経済の事。

昨日、東京の出生率が0.9と1を割ったという報道がながれた。出生数は72万と前年の77万から約4万減とデータでは確かに少子化なんだと感じる。


私の勤める介護施設の利用者平均70代後半の方々に少子化って何でなっているか伺うと、ほぼ99%女性が働くようになったからと答える。


ほんとに?なにを根拠に?←(こんな言い方はしませんが)と聞くとテレビで言ってたがだいたい帰ってくる答えです。

https://www.gender.go.jp/kaigi/kento/Marriage-Family/4th/pdf/1.pdf「内閣府の結婚と家族をめぐる基礎データ」では年収別有配偶率の推移が見れます。これによると、30〜34歳男性のうち年収900万以上の有配偶率は91%。平均年収の400万近辺で有配偶率は50%。200〜300万では20%。

つまり、所得が高い人は結婚して、低い人はできないということがわかります。


私は理学療法士です。私の周りに限ってですが理学療法士は割と結婚している人が多い印象を持ちます。理学療法士の平均年収は430万前後です。https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&toukei=00450091&tstat=000001011429&tclass1=000001164106賃金構造基本統計から


データでは約50%は結婚していることになります。特に注目したいのが理学療法士は国家資格では勤める理学療法士はほぼ正規職員ということです。一部時短勤務の方はいますが。


「内閣府の結婚と家族をめぐる基礎データ」では正規職員と、非正規職員の有配偶率も見る事ができます。ここでは、30〜34歳正規職員は約6割が結婚、非正規職員では2割しか結婚していません。ちなみに今日本の雇用内訳は4割が非正規職員です。



理学療法士で結婚している人が多いと感じた正体は資格さえとれば正規職員として雇用されある程度先の見通しができることが一つの要因なのではと仮説できます。少子化の原因は男性の所得の低下と非正規雇用が原因なのでは考えられますね。