私とあなたの愛の残り火が部屋には漂う。

もう取り戻すことのできない愛は過去になってゆく。

喧嘩もしたし、愛を語り合った夜もあった。

どれもが私の脳裏に残像となって揺らめく。

息が詰まる狭い部屋。

私は引っ越すこともなく、

愛の残像と同居してゆくのだろう。

 

by手嶋純

 

カフェの窓越しに、

あなたのアパートをずっと眺めた。

今はあなたの姿を見かけることもない。

私は幻となった、

あなたの影を求め続けている。

by手嶋純

寒さで震える私の体と心、
涙さえ凍えてしまう冬。
あなたの愛を欲しがる夜は、
三日月まで冷酷な光を放つ。


by手嶋純