三輪田学園の2024年の入試結果説明会&学校見学会に参加してきたので、メモがわりに。

 

(1)全体的な振り返り

・2024年は大幅に倍率がUPした(2月1日午前で3.6倍、午後3.1倍、2日目以降は5倍・・・)

・2024年は特に2023年に合格を出し過ぎた影響で校舎キャパが足りなくなり、合格者を絞ったにも関わらず、受験者数が増加したのでダブルパンチとなっている。

・この人気の効果は一重に法政大学の実質的な付属校的な位置づけになったことが大きいと学校としても考えている。

・顕著に合格者最低点に表れており、従来は過去問70%というのが目線だったが、今は70%では正直、合格は難しいと思ってほしい。

・特に合格者最低点と受験生平均点が近接してきており、全体の受験者のレベルが上がっている。

・さすがに、2025年入試は沈静化するとは思うのだが。。。

(2)2025年入試の変更点

・従来の算国2科200点と、算国理社4科目300点÷1.5の高い点数で合格を判定する手法だと、平均点の高止まりもあり、4科で受けるメリットがほとんど無くなってしまっているので、全体の8割は従前の方式で、残る2割を300点の単純点数での上位者から選択することに切り替える。

・英検入試はほとんどの受験生が3級以上なので、2025年からは最低出願要件を英検3級とするとともに、3級のみなし点を80点→75点に切り替える。

・受験生の併願パターンは山脇、共立、品川女子、普連土と50近辺の学校が多い模様。

※この点からも、あきらかに位置づけが変わったなあという印象。

(3)各科目

・国語は8000字以上の長文を出題、漢字は確実に取らないとキツい

・算数は計算3題、小問集合6題、図形(3.14を使う問題)、グラフ読み取りは確実に出す。特に計算を落としている子の合格はほぼ無いので確実に取ってほしい。

・理社はグラフ読み取り、資料読み取り系。知識をそのまま吐き出す問題では差はつかない。8割目標にしてほしいとのこと。

・全体的に高得点での争いになるので、逆に一発逆転系は厳しい学校になったという印象。

(4)今年の大学受験合格

・54/177名がいわゆるGMARCH、国公立、津田塾というような難関大に入っている。

・但し、15学部30名(1学部2名)の法政大学の枠がなければ、24/177名となるので、正直、学校の進路指導の実績、頑張りましたとは言えない結果と考えているそう。

・放課後学習はリクルートのスタディサプリと提携してやっているのがメインらしい。