例年5年、6年対象の内部進学説明会を今年からは1年から参加可能で開催することにしたそうなので、そろそろ高学年ということもあり参加してきました。

学校としては、5年からということでやってきた結果、お受験の世界も、「某お教室だけが情報持っているとか」含めて、内部進学基準が都市伝説化、Fake Newsが蔓延したり、高学年OBのサロン?みたいなのに入れてもらわないと情報が取れないという噂とか、内部生向けテストの過去問がメルカリで取引されたりwとか、いろいろあって苦々しく思っていたそうで、今年からはフルオープンにしたとのこと。ここはまさに英断だと思う。

 

上が中学受験で最難関の一角ということもあり、内部基準はかなり分かりやすく、内部生テストの結果重視、結果が全て。それに内申点加えて、とある点数以上だと●点加点、さらに上の点数だと●点を一般入試で加算するという一律加点方式らしい。中学受験の合格最低点付近にかなりの受験生が含まれる傾向から鑑みると、●点加算があるから、まあ、まともに受験勉強していれば、合格できますよというのは、ある意味説得力がある。「逆にここを取れない場合、うちは大学付属じゃないから、中高で最難関の選抜されてきた受験生と同じクラスで授業を受けるのはお子さんが可哀そう。なので、別の進路の方が良い。何も超進学校に行き、東大、医学部を目指すのだけが人生ではない」というのも、まあ、その通りなんだろうなあと思いました。

 

しかし、お受験小学校化しつつあることの悩みはある意味、深いらしく、習熟度クラスでのいじめ、親からのプレッシャー、どこの中学受けるかの鞘当て等がかなり目に余るらしく、「うちは合格実績は今後、一切、開示しません。」と明言していたのを聞くと大変だなあと。ただ、逆に習熟度を廃止すると、それはそれで弊害も大きいので、最上位選抜クラスとそれ以外と分かりやすくそこだけ分けるらしい。ギリギリ選抜に入った娘談だと、「辞めたい…キツい」とのこと。授業外で入試問題演習が小4クラスでも始まるそうで、問題レベルが御三家の改題、算数オリンピックの問題を1時間かけてどこに着目して解くか、どこに目をつけて解くか、もっと早く解く方法はないかを、授業で指名&ディスカッションするそうで。。。しかも、天才はどこにでもいるようで、灘、開成の問題(改題)を10分程度で解いて寝ている生徒が複数いるそうな。。。なので、生徒の中でも、今のところは、過去の習熟度と異なり、マウンティングは発生していないそうで。。。いわく「いや、あそこは別世界、あのクラスはヤバい」。英語のいわゆる帰国子女・留学選抜クラスと同じような「異世界」という位置づけに落ち着いているそうで。まあ、突き抜けたところだけを区分するというのは確かに良い手だと思う。しかも、基準も●点以上はこちらご案内みたいな分かりやすい方式で。

 

私立のメリットでもあり、デメリットでもあるのが、その手の怪物君がポロポロいるから、比較レベルが自動的に高くなる。なので、自分もやるのが当然、ここまで出来て当然という意識に自動的になるというのが実感できるとともに、上る山の頂が高すぎて絶壁に見えて挑戦する気もなえることも。。。下手に背伸びして超進学校行くと、深海魚になるとよく言われる話がイメージできる今日この頃でした。

ホント、お受験については、当時はあまり深く考えてなかったけど、今更ながら、学校選びは凄く重要だなあと今更ながら実感している今日この頃です。