皆さん、こんにちは!
絵本作家兼サラリーマン投資家のテルヤマです。
今回は保有銘柄の損切りについてお話していきます。
いや~~、約1ヶ月ぶりの投稿ですね。
その間各企業の決算が発表されておりましたので今回は保有銘柄だったFFJ(7092)について
取り上げます。
皆さんも一度はこのロゴ見たことありませんか?
FFJは、24hジムで有名なエニタイムフィットネスを日本で運営・FC化している企業です。
(本家は海外なので日本ではマスターフランチャイズの位置づけ)
この企業の株を約1年近く保有していたのですが、、、
簡単に結論だけ述べると、963,000円(2口合計)で購入した株を575,640円で損切りしました。(T_T)ピエン
下落率でいうと約41%の下落ですね。
せっかくなので原因をあれこれ考えてみました。
なぜ1年近くホールドしていた株を損切りしたのか。
①将来への成長期待がなくなったため
直近までの年間平均成長率(2016年~2022年の平均)
売上高:58.1%
経常利益:84.5%
当期純利益:86.4%
2023年年度計画
破竹の勢い時代とは雲泥の差ですね。上場ゴールと言われても仕方ないかもしれません。
また、毎年の出店数も減少傾向にあります。
コロナを理由にしていますが、それはもう本質ではないでしょう┐(´д`)┌
で!
特に俺が損切りを決意した決定的なものがこれ。
パッと見、二桁台の成長で戻ってきたぞ感がありますが、
良く見ると左側は2022年で右側が2025年となっているのです。。。
つまり、年度単位に分解すると
売上高:11.2%
営業利益:10.7%
当期純利益:5.5%
「そりゃ、悪手だろ~」
②地域型ローカル24hジムの拡大によりエニタイムの優位性が薄れているため。
株式公開当初はこのような情報がなく、かつエニタイムフィットネスの店舗数拡大情報のみだったため、24hジムの市場では優位性に立てていると考えていました。
が、盲点がありました。
今回の決算資料で明らかになったこと。
それはエニタイムフィットネスの競合はjoyfitやファストジムといったFC企業ではなく、地元ローカル格安ジムだったのです。
ある程度筋トレできる設備があり距離も通えるし、好きな時間に好きなだけ利用でき、かつ格安。
ならそこでOK!と考えるユーザー層がいることがわかったので、これをエニタイムフィットネスが切り崩すのは厳しいでしょう。
以上の2点が損切りを決断した大きな理由です。
次に1年近く保有していた理由についてですが、
コロナ下でも店舗数が伸びていたのと同時に会員数が元に戻りつつあったこと、SNSでフィットネスについて調べてみると、かなりの割合でエニタイムフィットネスを利用しているユーザーの投稿もあり、認知度が24hジムで最も高く評判も悪くないと感じていたから。
また、収益拡大の仕組みも会員数×店舗数の増加とシンプルでビジネスのよし悪しがわかりやすかったからです。
収益が拡大すれば長期保有することでその恩恵を投資家も得ることが出来ると考えていたわけです。
上記はある意味、FFJを購入した理由ともかぶりますね。
今後も同じような買い方を続けてしまうと、お財布がすっからかんになってしまうので
今回の投資活動を通して対策を考えておきましょう。
①急成長は一過性のものかどうか
俺がFFj株を購入した時すでにPERは50倍を超え。一方で成長率は少ない時でも40%超え。
出店数も毎年3桁超え。
かの伝説の投資家、ピーターリンチ氏の書籍ではこのことについて急成長は短期間で終わることを警鐘していました。
「毎年30%を超える成長を見せる企業の場合、3年続けば優秀。だが10年はほぼない」
高い成長率だから高PERで買っても大丈夫ということではなく、高成長率の理由や市場規模や占有率を時系列でキチンと把握する必要がある。
合わせて、何がダメになったら急成長が終るのかも推測しておく必要がある。
②上場ゴールではないことを確認すべし
少なくとも上場後1年間は経営者がこれまで通りの成長率を維持するための取り組みをしているか、その成果はどうなっているか確認してからでも遅くはない。
上場後の過熱期が過ぎるのを待って、そのあとの動向が投資対象に値するのか確認すべき。
この学びを今後の銘柄探し、株の保有で活かすことで同じ失敗を回避し、資産運用に励みましょう!
皆さんも参考にしていただければ(・ω・)ノ
最後に余談ですが、自分はエニタイマーデス( ´∀` )
それではまた、次回の投稿で('ω')ノ
※当ブログは私個人の偏見による考えや
分析に基づいた内容となります。
その中で、参考資料として各企業の業績や
市場動向、書籍や他ブロガー様の情報についても載せることがあります。
仮にこれらの情報に基づいて投資判断をし、
結果的に損失を被ったとしても、当方は責任を負いかねますのでご了承ください。
また、投資は各個人によって得手不得手があり、
誰しもが当ブログを基に利益をあげられるわけ
ではありません。
投資に関する意思決定や実際の売買に当たっ
ては全て自己責任でおねがいします。