先日、お亡くなりになった芦原妃名子先生の話題はいまだにニュースになっていて、SNSでも同じ漫画家の先生方がいろいろな心情を書いていらっしゃいます。
考えまいとしても喉の奥に刺さっている小さな棘のように、ふとした瞬間に痛みが襲ってきます。
共感疲労と言うらしいんですが、笑う事も躊躇ってしまう自分がいます。
毎日の仕事は大変ですが、こんな時は忙しくて良かったと思います。
家にじっとしていたら…
そんな情緒不安定な私を見てかわかりませんが、昨夜次男が今回の件について話をしたんです。
次男は良くも悪しくもかなり変わり者…いや、かなり個性的(笑)…なんです。
他人に左右されないと言うか。
SNS断ちとかも普通に出来るし、自分のサブスク使用に恐怖…次男曰く、限りある時間をどれだけサブスクに使っているかをフッと考えた時に怖くなったと…を感じたりと。
基本、人の悪口は言わないし、人が自分をどう思うかとか全く気にしない、噂話も凄く嫌い、なのでネットニュースに振り回されている私の事をいつも冷めた目で見ているんです😅
そんな次男が珍しく芦原先生のニュースを口にしたので、いや、びっくり🫢
次男が言うにはやはり、原作はしっかり守られるべきと。
そう…産みの苦しみを経験した事があるからこそ言える言葉です。
実は次男は高校生の頃から脚本を書いたり、映像を撮影したりしていまして、文化祭では書いた脚本の演劇が立ち見が出るほど盛況で、観劇した先生方からも褒められたんです。
そして次の年、クラス替えの瞬間からクラスメイトや担任には秋の文化祭が楽しみと言われ、離れてしまった同級生には残念だと、たくさんのプレッシャーを受けましてその結果、1文字も書けなくなりました。
期限はドンドン迫ってくるのに何も浮かばない。
そして胃潰瘍になってしまいました。
あの時は大変でしたw
結果、ある瞬間から書けるようになり無事に文化祭も大盛況で終わったんですが、いやはや💦
話が逸れました
そして次男が1番怒っていたのはやはり脚本家の方のインスタ投稿でした。
引き金になった投稿も、昨夜上がった投稿も両方に対してです。
文字を書くことを生業としている人は、自分の書いた言葉の影響力を知らないはずがないと。
最初の投稿はどう見ても悪意があるし、次の投稿は保身にしか思えないと、かなり感情を昂らせていました。
子供が悪口を書いて、そんなつもりじゃなかったと言うのとは次元が違うと。
書くことを生業としている…本当にそうだと思いました。
普通の人が放つ言葉でさえも暴力になるのに。
芦原先生の奥深くに突き刺ささった言葉の刃、どれほどだったのでしょうか。
どれだけ考えても、何を議論しても先生は戻っては来ません。
そう…そうなんです…。
なかなか重い話になってしまいましたが、たくさんの人を幸せにしてくださった芦原先生の作品がこれ以上、汚されない事を祈ります。
読んでいただきありがとうございました。