テキストを入力
やっと乳癌の術式を温存に決めてもう少しで入院だ!っていうところで新たな病気が発見され、膵臓になにかあるし膵臓癌の可能性もあるよ。その場合余命3ヶ月かなと…
健康だけが取り柄でここ数年熱も出した事無いくらい元気なのに…人生何があるかわからないものだと改めてもし本当にそうだとしたら3ヶ月で何をしたいんだろうと考えた数日…
まずは私も夫も仕事を速攻で辞めて行きそびれていた海外を何ヶ所か行って、あとは体力が続く限り車で日本をぐるっと回りたい。そして家で普通の日常生活を送り、最期はライオンのおやつに出てきたような海の見えるホスピスで…夫に見送られる…そんな事を考え検査結果を聞きに夫と2人で病院へ…
病院に入る時、次にこのドアを開けて出る時は世界がまったく違う色に見えるかもしれないな…と。
診察室に呼ばれるまで生きた心地がしなくて、やっと呼ばれたと思ったら先生の表情が暗く重苦しい雰囲気…"まずはおかけください"
この感じはやっぱり悪い結果だったんだ
"検査結果の画像をお見せします
PET検査は癌の部分が赤く光ります
頭はブドウ糖を使うため赤く光ります"
下にスクロールしていくと、やっぱり乳癌の所が赤くはっきりと光っていた。
どんどん下にスクロールすると、丸く赤く光る部分が!
やっぱりそうだったんだ絶望的な気持ちになった瞬間反対側にも同じように赤く光る部分が…
"これは腎臓です"と。"ちなみに膵臓はこれです。
癌ではないがもやっと不明瞭にうつっているのであまりいい物ではなさそうです。早めに切る事をおすすめします"
癌ではない!余命宣告は違った!とにかくそれだけで嬉しくて、切除してすむなら良かったと安心して病院をあとにしました。世界が変わらなくて良かったと、ありがたく幸せに思ってここ数日の悲痛な日々を振り返りました。