702号 カンブリア宮殿を見た後に!? で言わなかったこと 1 | 求人広告屋が語る・・・

702号 カンブリア宮殿を見た後に!? で言わなかったこと 1

702号 カンブリア宮殿を見た後に!? で言わなかったこと 1
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カンブリア宮殿を見た後に!? で言わなかったこと 1

先月から、 AKIBA 伝えたい放送局 http://tsutaetai.tv/
で、カンブリア宮殿を見た後に!? という番組をスタートした。
※過去の放送は、上記のページから見れます~

さて、番組の中で言わなかったことを書こうと思う。
まずは前回のブリヂストンの放送の中で言わなかったこと。

それは、日本企業の悲しき現実について。
ブリヂストン社の株価は10年前と変わらないことだ。
ここ10年の間、ひたすらに市場は下がっていることを考えると
おなじくらいであれば成長していることになるのは解る。

しかし、それで良いのだろうか。
確かに人の命を預かる「安全」がテーマになる事業を世界最高の
シェアを取って事業運営をしていることの価値は日本国民として
誇るべきであり、称えることは義務とまで言えるのではないかと
思う。
しかし、ではなぜに10年前と株価が変わらないのだろうか。
私は、3兆円も売り上げて1000億円の利益という数値に全て
が盛り込まれているように思う。世界最高のタイヤメーカーの
純利益率が約3%で良いのだろうか。
ハッキリ言って、これは今の経営層の問題と言うより、日本国の
問題ではないだろうか。

実は、この手の大企業は同じような利益率ばかりである。
理由がたくさんあるのは解る。
しかし、3%の利益では、ほんの少しの気象変化で一気に吹き飛
んでしまうではないか。
これでは、不安定な大企業としか思えないのは私だけだろうか。

そして、過去よりも利益が出ない最大の理由は「円高」にあるの
は明確だ。
円高と一言でいっても、これで適正だという人もいるし、キリが
無いのでここでは話さない。
しかし、これだけの世界的に有名かつ大企業が世界中の投資家
から見て10年前と変わらないというのは、どのように考えれば
よいのかと私は悩んでしまう。

ブリヂストンは12月決算だから、それに向けた働きかけなのか
なと思いながらも、この平成カンブリア紀を乗り越える大企業に
尊敬を懐く。しかし、それとは裏腹の虚ろな日本人の未来が煤け
て見える。日本人はどこかの国のように、気高く潔く衰退をたど
ることができるのだろうか。

次号に続く

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