求人広告屋が語る・・・634号 本屋で

求人広告屋が語る・・・634号　本屋で
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■■■━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2009/8/17 (634)━

本屋で

先日、本屋に行ったら「運がイイ人はブッダを読んでいる」と書
いてあるポップを見て商売人の私としてはお盆明けの縁起を担ぎ
たいと何かあるかなーと物色した。
その中に、手塚マンガのブッダの説明書みたいな本があったので
買った。

読んでいてグググググ・・・と謎に嵌った。
まさに四苦八苦の部分。

四苦八苦は、生・老・病・死の四苦と、
・愛別離苦（愛する人と別れる苦しみ）
・怨憎会苦（憎い人と会う苦しみ）
・求不得苦（欲しいものが得られない苦しみ）
・五陰盛苦（人間それ自体の妄執が原因で生まれる苦しみ）
の４つを足して四苦八苦になる。

理屈は簡単で、生・老・病・死は逃れられないことなので、自分
がどのように受け入れるかで苦しみは変わるって話と、残りの４
つは「～したい！」と思えば「できないとき」に苦しくなっちゃ
うよって話。

そこで嵌った。
はてさて、欲が無くって商売人の原動力は如何にすべきか？
とりあえずの美辞麗句のビジョンで気合が入るのか？
かと言って、欲むき出しだと苦しくなる。
成功している経営者たちは如何に考えたのか・・・
ぬぬぬぬぬぬ・・・

そう思ったら、ビジョナリーカンパニーのⅠとⅡを思い出した。
Ⅱの理想社長像は「剛毅木訥」って感じの黙々延々と「やるべき
こと」を実践する社長像だった。そんな社長の会社が伸びます
よーって話。
それを思うと、欲があるのに欲が無い？？のかな？なんて思った。

ただ、偉大な経営者たちは欲のコントロールは上手に思う。
つまり、欲を断つ（絶つ？）ことをアッサリ行う。もしかして
減らしているだけかもしれないが。
「こりゃイカンなー」と思えば一瞬で止める。でも、いつでも元
に戻すこともできる。
そんなことをお盆に考えていたら「ご縁って大事ねー」と改めて
思った。
あー、だから運が上がるのかもって感じた。

仏教って本当に不思議。
江戸までは葬式を仕切ってたわけじゃないし。
もともとは、「未来予測ができまっせ！」っていうのがブッダの
教え。
「あんた！そんなにスイカ食べたら明日おなか壊すよ！！」
「このまま行ったらアホになるで！！」
っていう未来予測ができるようになるっていう宗教。
勉強したら原因と結果の理屈が解るんでっせーっていう思想。
だから、仏教関連の話ってアッタリマエの話が多い。
ただ、そのアッタリマエの話を忘れるんだから何千年も続いてい
るんだろー。その時々では新しいと感じるんだから。

そー思いながら、メディアを見ていると選挙という名の宗教戦争
になってるなーとビビッてしまう。
やっぱりお金持ってると強いなーって。

次号に続く

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