プロピレングリコール
主に保湿剤としてハミガキ、シャンプー、化粧水、乳液をはじめ、各種クリーム類、ファンデーション、口紅、マスカラ、アフターシェービングローション、マウスウォッシュ、育毛剤に入っている。そのほか、ゆでうどんやそばの中にも入っている。
発ガン性、アレルギー(アトピーや花粉症)に大きな関連性がある
可燃性である。99℃以上では、蒸気/空気の爆発性混合気体を生じることがある。
物理的状態:外観:無色無臭、吸湿性の粘稠な液体
物理的危険性:この蒸気は空気より重い。
化学的危険性:強酸化剤と反応し、火災の危険をもたらす。
ヒトへの影響
急性毒性 : 医療用製剤の溶媒としてプロピレングリコールを使用した際、幼児で痙攣、全身性の毒性、浸透圧異常による障害などがみられたが、大事に至ることはなかったと報告されている。1,2,3)
医療用製剤の溶媒としてプロピレングリコールを使用した際、成人で中枢神経への影響がみられた症例が報告されている。
局所効果(皮膚、目) : ヒトがプロピレングリコールの蒸気に曝露した場合、眼への刺激作用はない。
ヒトの皮膚に直接接触した場合、開放系では刺激作用はないが、密閉系では刺激作用がみられた。
10~30%溶液の2週間の反復塗布では刺激性を誘発するが、1~10%では刺激性はみられなかった。
ほとんどの合成化学物質にはこのような経皮毒性があるといわれています。 そして、市販の日用品のほぼ全てに合成化学物質がふくまれています。