こんにちは。

 

現在フライフィッシングで使うバンブーロッドを制作しています。

 

今回は、③竹の粗削り~④竹の熱処理を行っていきます。

 

バンブーロッドの制作工程を簡単に紹介すると、

 

①竹割り

②竹の曲げ伸ばし

③竹の粗削り

④竹の熱処理

⑤竹の本削り

⑥ブランクの接着

⑦ブランクの塗装

⑧ロッドの組み立て

 

①~⑧で完成。

 

 

 

前回から引き続き③竹の粗削りです。

 

 

粗削りでは正三角形に削ることに意識を集中します。

 

綺麗な三角形に削る為には竹の左右をバランスよく削っていく必要があり、カンナで一度削るとすぐひっくり返して反対側を削るように左右を交互に削っていきます。

 

この時カンナの切れ味が悪いと変に力が入りバランスが悪くなるので、カンナの刃はとにかくまめに研ぐことが肝心。

 

 

ブランク4本分の粗削り完了。

 

いままで竹を割っただけでしたが、六角形に束ねるとブランクの形になってきました。

 

 

 

さて次は④竹の熱処理。

 

粗削りしたブランクをオーブンで焼いて竹に含まれている水分を飛ばしていきます。

 

ブランクを熱に強い麻糸でバインディング。

 

 

 

熱処理に使うのは自作のオーブンです。

 

 

ステンレスパイプの周りを断熱材で巻いて塩ビパイプで覆ったもの。

 

外側と内側のステンレスパイプ2本の間に熱源のヒートガンの熱風を通して内側パイプを熱する仕組み。

 

内側ステンレスパイプの底部分は真鍮で蓋がしてあり開いているのは上部のみ。

 

逆に外側のステンレスパイプ上部は内側パイプとの間に真鍮で蓋がしてあります。

 

上部の縦長に穴が開いているところがヒートガンの熱風の排気口。

 

 

 

このように漏斗を外側ステンレスパイプにはめ込み、ヒートガンの口を上から押しあてることでヒートガンの熱風を外側ステンレスの中に送り込みます。

 

 

こんな感じにセットします。

 

 

 

しばらく待つと内側パイプ内の温度が上昇。

 

適当な温度になったところでブランクを入れます。

 

 

このオーブン長さは120cmとブランクの長さより短いのでブランクはすべて入りません。

 

ヒートガンに近いオーブンの底は焼けているので5cm程上げたところで止まる様にクリップで挟んで止めておきます。

 

しばらく待つと、竹が焼けて竹に含まれた水分が水蒸気となって上がってきます。

 

 

 

更に待つと水蒸気が出なくなり少し焦げた様な匂いに変わってきます。

 

適当な時間を待って一度ブランクを引き上げて、今度は反対側から入れます。

 

オーブンには上部と下部で温度ムラが出来るので、こうすることで焼きを均一にしているつもりです。

 

 

ブランク4本の熱処理完了。

 

ヒートガンに近い先端部分がどうしても少し焦げてしまいますが、両端の15cmは余分として長めに切ってありますので、実際に使うブランクは両端15cmを切り落とした部分で問題ありません。

 

これで④竹の熱処理が完了しました。

 

次の工程はいよいよ設計を削っていく本削り。

 

これから慎重にぼちぼち削っていきますので今日はここで終了です。