本資料の利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みいただいた上、ご利用ください。
(2009年10月01日号/目次)
────────────────────────────────────
●【本日のニュース】/米トヨタ、380万台リコールへ
●【ニュースの深層】/モノづくり品質が問われる立場に
────────────────────────────────────
────────────────────────────────────
● 【本日のニュース】/米トヨタ、380万台リコールへ
────────────────────────────────────
トヨタ自動車の米国法人は29日、フロアマットを正しく固定していない場合、アクセルペダルがマットに引っかかり事故につながる恐れがあるとして、「カムリ」など380万台の保有者に対し、マットを取り外すよう求めた。正式なリコール(回収・無償修理)手続きに入る可能性が高いとしている。トヨタの米国でのリコール台数としては過去最大となる。
(2009/09/30付日本経済新聞夕刊1面より抜粋)
────────────────────────────────────
【ニュースの深層】モノづくり品質が問われる立場に
────────────────────────────────────
■いつもメールマガジンをお読みいただきありがとうございます。
経済アナリスト、木下晃伸です。
■今年実質的に破綻した米自動車大手ゼネラル・モーターズやクライスラー。最終的には、品質の劣化が招いたことであったことは誰の目にも明らかになったところで
す。
その間隙を縫って、品質に優れ、かつ、低価格で米国を攻めた日系自動車メーカー。しかし、今や企業規模があまりにも大きくなりすぎてしまったことで、競争力の源泉であったモノづくり品質も劣化しているように思えてなりません。
場中に出たネガティブ・ニュースではありましたが、株式市場ではそれほど悪材料と見なされてはいないようです。昨日の日本株市場を経て、米国株市場でも小康状態で着地しています。
※Toyota Motor Corporation (ADR) (Public, NYSE:TM)
■ただし、これは、問題が小さいように見えるだけにかえって大きな問題として捉えるべきではないか、と私は考えています。
技術的なことは置いておき、マットが固定されていないとアクセルペダルにマットが引っかかってしまう、というのは常識的に考えて粗雑のように思えてしまいます。
こんなことは日本の製造業、ましてやトヨタ自動車では考えられなかったことではないでしょうか。
いまや、現代自動車をはじめ、かつて日本の成長発展モデルであった高品質・低価格を実践できる新興企業が増えています。
米GMやクライスラーの競争力がこれほど落ちるとは、10年前に誰が考えていたでしょうか。トヨタ自動車をはじめ、日本の代表的な産業ですら、同様の道筋を辿らないとは誰も言い切れません。
(文責:木下晃伸 きのしたてるのぶ)
────────────────────────────────────
●連合、所得税最高税率の引き上げ要望
────────────────────────────────────
■無料メールマガジン『Daily MONEY JAPAN』のご購読はこちらから(無料です)
私、木下晃伸は、「木下晃伸の本日のニュース深読み」として平日毎日記事を寄稿しています。こちらもぜひご覧下さい!
●本日のコラム/所得格差是正という美談は、国家の体力を蝕むことになる
────────────────────────────────────
────────────────────────────────────
「巨大バブルがやって来る!」おかげさまで重版決定!
────────────────────────────────────
■新刊「巨大バブルがやって来る!」(小学館刊)が重版決定となりました!お買い求めいただいたみなさま、ありがとうございました!
株価上昇のメカニズムを、体系的にお伝えしたの拙著「巨大バブルがやって来る!」。この機会にぜひお読みいただき、知識を共有できればと考えています。
●アマゾンよりお申し込みの方はこちらから
●読者限定でネットセミナーを開催しています。本書には書ききれなかった情報をお届けしています。
お申し込みはこちらから(アマゾン専用フォーム)
※ご留意事項※
ネットセミナーお申し込みの際、アマゾンから返信される【注文番号】をご記入下さい。
────────────────────────────────────
────────────────────────────────────
■セミナー、パブリシティ情報
────────────────────────────────────
●木下へのセミナー講師依頼、パブリシティ取材依頼は、以下よりお気軽にどうぞ
↓↓
analyst_mail1@yahoo.co.jp
※ 過去のパブリシティ実績一覧はこちらから
────────────────────────────────────
発行人情報ならびに注意事項
────────────────────────────────────
◇発行人
木下晃伸(きのしたてるのぶ)
(社団法人)日本証券アナリスト協会検定会員
株式会社きのしたてるのぶ事務所
(C)2008-2009byTerunobuKinoshita&TERUNOBU KINOSHITA OFFICE LIMITED. All Rights Reserved.
──────────────────────────────────
重要事項(ディスクレーマー)
●掲載される情報は株式会社きのしたてるのぶ事務所(以下当社)ならびに証券アナリスト木下晃伸が信頼できると判断した情報源をもとに作成・表示したものですが、その内容及び情報の正確性、完全性、適時性について、当社保証を行なっておらず、また、いかなる責任を持つものでもありません。
●本資料に記載された内容は、資料作成時点において作成されたものであり、予告なく変更する場合があります。
●本文およびデータ等の著作権を含む知的所有権は当社ならびに木下晃伸に帰属し、事前に書面による承諾を得ることなく本資料およびその複製物に修正・加工することは堅く禁じられています。また、本資料およびその複製物を送信、複製および配布・譲渡することは堅く禁じられています。
●本資料により提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものであり、投資その他の行動を勧誘するものではありません。
●本資料に掲載される株式、投資信託、債券、為替および商品等金融商品は、企業の活動内容、経済政策や世界情勢などの影響により、その価値を増大または減少することもあり、価値を失う場合があります。
●本資料は、本資料により投資された資金がその価値を維持または増大することを保証するものではなく、本資料に基づいて投資を行った結果、お客様に何らかの損害が発生した場合でも、当社ならびに木下晃伸は、理由の如何を問わず、責任を負いません。
●当社および関連会社とその取締役、役員、従業員は、本資料に掲載されている金融商品について保有している場合があります。
●投資対象および銘柄の選択、売買価格などの投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようにお願いします。
以上の点をご了承の上、ご利用ください。
──────────────────────────────────