今日は、プネから再びムンバイへ戻ってきました。戻る途中、インドのGDP成長を支えるIT企業が集積するITパークに立ち寄りました。
※インド最大IT企業、インフォシスの外観
残念ながら、本日は日曜日。そのほか、ウィプロやタタなど、外観を眺めるだけでした。
その後、向かった先は、マルチ・スズキの最大販売ディーラーを訪問。
※いまから23年も前からマルチの車を販売しているとのことです。
自動車業界は、インドの内需が盛り上がるかどうか、私にとって最大の関心事です。自動車が売れることで、道路などのインフラ整備も盛り上がれば、さらにインドのGDP成長も期待が持てるものになります。
売れ筋は「ALTO」、「ZEN」などの日本円に換算して60万円ぐらいの車ですが、最近では、100万円程度する「SWIFT」、さらに200万円弱する「SX-4」もよく売れているとか。
※インド全体で、毎月3000台の売れ行きです。
今日は、さらに、車に加えてインドの内需がこれから盛り上がるかどうかを確認するために、ショッピングモールも見学しました。
※日本とあまり変わらない風景です。車を見ると、それなりの車ばかりです。
隣接する敷地には、デパートもありました。
※綺麗です。
※日本とまったく変わりません。
いろいろと見て回りましたが、一言でいえば、日本とほとんど変わりません。値段も多くの商品がおぼ日本と一緒。それでも、支払い場所では、人がたくさんいました。
しかも、まだまだ拡張する予定です。
※現在ある敷地とほぼ同程度、という印象を受けました。先ほどご覧いただいた敷地の隣です。
いま、インドの方々は、高度成長からモノに対する欲求が高まっています。昨日お話をうかがったMr.Yogeshも、「もっといい車に乗りたいし、もっといい自動車に乗りたい」とおっしゃっていたことを思い出しました。
とにかく人が多く、熱気が漂っています。
実際、プネやITパーク近くでは、当然IT企業に勤務するサラリーマンが多いことから、こんな看板がたくさんありました。
※夢のマイホームです。こういったマンションに住む、というのはあこがれの対象になるのでしょう。
ローンを嫌っていたインド人も、最近ではローンを組むことに抵抗がない方々が増えています。
※インド大手銀行HDFCの看板
もちろん、何度か見ていただいたように、貧民層もいることはたしか。その数は膨大です。でも、中産階級、そして、アッパークラスの方々も、10億人という母数から考えれば、同じように多いわけです。
インドに厳然として残る厳しい一面を見るか、それとも、これから躍動するインド経済のうねりを捉えるか。私は、後者の考えを持っています。
インド最大の都市デリーも見たいですし、ここを見なければインドを見たことにならないとまで言われるコルカタ(旧カルカッタ)、またIT都市バンガロールなど、インドを知るにはもっともっとインドに来ないといけない。
明日、インド文化に触れる視察でいよいよ帰国。インドに対する尽きない関心を、さらに満たすため、もっともっとインドに深く関わっていきたいと思います。