1月13日 神戸 花隈 咲美堂漢方薬房内
健膳美食サロン内で開催された
『漢方薬から見る薬膳セミナー「カゼ」』を受講してきました。

代表的な風邪(感冒)薬
桂枝湯
麻黄湯
葛根湯
小青竜湯
小青竜加桔梗石膏
参蘇飲
香蘇飲
銀翹散
麻杏甘石湯
五虎湯

の 効能 主治 組成 (中薬)を学び
中薬の薬効 例えば
桂枝湯なら
桂枝:辛温解表  芍薬:収斂止汗 生姜:辛温解表 大棗:営陰を滋養し芍薬を補佐 甘草:諸薬調和

じゃあ その中薬と同じ働きをする食材は??
紫蘇 葱 生姜のお粥
紫蘇と葱でチヂミ
甘酒や酒粕で粕汁は etc.

麻黄湯なら ゆり根や銀杏 鶏肉かアナゴで茶碗蒸し!! なんて
単に食材だけでなく、レシピを考えて

いいね
ちょっと足りない もっとガツンと効かせたいね など 池田哲子先生のアドバイスを受けながら、わからないことは聞き、いろいろ考えて


じゃあ 実際に作ってみよう!というわけで
生姜とキクラゲのご飯
生薬を煎じてたまごスープ
ニラと松の実のチヂミ

を調理実習  

生薬を煎じての 生薬は参加者のみんなで何がいいか考えます。参加者のお一人が咳と痰と声がれの風邪だったので、少しでも良くなってね。というわけで
板藍根 エゾウコギ 桑の実 枇杷葉 破胡紙
をぐつぐつ煎じて スープのもとを作りました。

レシピを考えるだけでなく、とにかくやってみよう!という 池田先生の提案で
今回からは、実際に作って食べるイベントになりました。







生姜ごはんを食べて チヂミや生薬たまごスープを飲んでいるうち、あっという間にホカホカ じんわり汗まで

よーく温まります のどにも肺にも脾にも腎にも 効く 素敵な薬膳メニューの出来上がり!!


このセミナーは同じ内容で、17日にも開催されます。
きっと、17日に参加される皆さんが選ばれる生薬は全然違う組み合わせになるんじゃないかな、と思います。

そこが、漢方薬らしさですよね!