父が空に帰ってから
22回目の七夕の日は
猛暑
担当していた事業の会議があった
22年前の5月
会議の準備をしているところに
かかってきた電話
「父が倒れていて意識がない」
父は倒れてから1ヶ月以上
ICUで頑張って
22年前のよく晴れた
七夕の日
父は空に帰っていった
そして
もうすぐ、前の旦那さん
娘たちの父が空に帰ってから
11回目の7月9日がやって来る
11年前の5月30日
出勤してすぐに
旦那さんの車が車両火災のため
救急車で運ばれたと電話があった
出勤途中ですれ違った
消防車
レスキュー車
救急車は
全て旦那さんのためだった
県内の救急病院では治療ができず
ドクターヘリで
隣の県の救命センターへ運ばれた
「ヘリで運んだからといって
助かるなんて思わないで
今夜越せることはないです」
ヘリから降りた医師から言われた言葉は
今も忘れることができない
その日から
7月9日まで
旦那さんは頑張ってくれた
毎日のように
仕事終わりに病院まで
2時間弱かけて
暗い山道を車で通った
家に帰るのはいつも深夜だったな
あの日々からもう11年
時の過ぎるのは早い
私は今
ステージ4のがん患者となり
余命半年と言われている
私が居なくなっても
同じように悲しみも
記憶も薄れていくんだろう
そんなことを思って
寂しくなった
ばかだな、、、わたし
7月9日は
私の病気がわかって
それでも
一緒に生きようと言ってくれた
今の旦那さんの誕生日でもある
今を生きているわたしは
まだ
お空にいる
父や母、兄
前の旦那さんの元には
行けないよ
わたしが行きそうになっても
まだまだ来ちゃダメだよって
みんなで追い返してね
お願いね