天気が良いのに初詣に行かず(喪中なので)、こんな時とばかりミニシアターに出かけてきた。

3日、水曜日。映画サービスデー。

観たのは、パーフェクト・デイズ と きっと、それは愛じゃない の2本。


パーフェクト・デイズ


は言わずと知れたと言うべきだろう、

カンヌで役所広司が主演男優賞を獲った、ヴィム・ヴェンダース監督作。

主人公 平山は、浅草スカイツリーから程近い下町の、ふっるーい木造アパートに暮らしている

という設定なので、あの辺りの風景がいろいろと出てくる。

私的にツボだったのが、メトロ銀座線の古くて汚い地下街。

そこにある、まあ言うなればガラの悪いおっさんが昼呑みしている呑み屋に

仕事を終えて銭湯でひとっ風呂浴びた平山が毎日通っているのである。

その同じ地下街に、何年か前にはモンティという名のタイ料理屋があって

浅草方面に行く度、そこ目当てであまり通りたくもない地下へわざわざ降りていった。

モンティはタイ人家族のみで営んでいるディープな?店で

どうやら不定休だったらしく、10回近く足を運んで食べられたのは2回だけだった。

2回とも辛いタイラーメンを頼んで、セットのサラダのドレッシングからしてもう激辛で

麺が出てくる前に大汗かいて撃沈だった。

モンティ、調べてみたらよりスカイツリー側に移転したらしかった。

浅草に行く機会があれば探して行ってみよう。

ちなみに筋向いにはオーセンティックというベトナム料理店もあって

そちらは更に開いている日に当たる方が珍しい。

モンティにもオーセンティックにもふられまくった私は

オーセンティックのHPをフォローして確実に食べられる日を待ったが、結局だめだった。

代々木公園でやるベトナム料理まつりの常連店なので

そちらにも一度行ってみたが、大行列で諦めた。幻のオーセンティック…


映画に話を戻すと、23区内には本当にいろんなデザインの公衆トイレがあるんだなあ

って、そこも見どころ。

寡作なヴェンダース監督、私が見た前作はピナ・バウシュのドキュメンタリーで

当時流行っていた3D眼鏡をかけて見たら、二重にも三重にも見えて酔った。

その前は ベルリン、天使の詩 を見たっきり。


きっと、それは愛じゃない


私が大好きな、まさにイギリス映画、だった。

シンデレラ で出てきた時は、つながり眉が印象的だったリリー・ジェームズは

実は信頼できる女優さんだったし、

相変わらず何をやらせても無敵なエマ・トンプソンを堪能できて、見たかいがあった。



そして昨日は、世田谷美術館 倉俣史朗のデザイン展


東急田園都市線・用賀駅から砧公園まで往復歩いた。

世田谷美術館は砧公園の一角にあるので、館内の窓から外の緑が見えて
とても開放的で落ち着く場所。
会期の終わりが迫っているけれど、家具好きな方にはぜひ観てほしい唯一無二なデザインの家具。









帰りに寄った二子玉川  le labo


という香水屋さんで、お高いオードパルファムを買ってしまった。

前々からネットで見てメモってはいたのだけれど

最寄りの二子玉川店が、タカシマヤ内となっているにも関わらずずっと見つけられなかった。

それもそのはず、タカシマヤ敷地内と言われればそうだが、入り口も建物も別だった。

今回は一本裏の通りを歩いていて偶然見つけた。

パリの老舗の香水店(行ったことない人の無責任な感想)とでもいうような渋い店構え。

ここだったかーと入ってみて、最初に嗅いだ香りが好きすぎた。



Le Laboの特徴、その場で調合してくれてラベルも印字してくれるので ↑グッド!グッド!グッド!