私にとって二度目のROCKUMENTARY、そしてこの日が4公演のオーラスです。
実は7/2~5のこの3日間には、すごくいろんなことがあって
(それは次の記事に書くかも、書かないかもしれませんが)
午後休とって、うな友さん達とおしゃべりして、楽しく本番に臨むはずが
予定変更せざるを得ませんでした。
横アリ到着予定は16時半、開場1時間前。
で、それまで考えもしなかったけれど、Meet & Greetに挑戦してみることに。
そういう決意だけを胸に、飲み物を買おうと立ち寄った会場近くのコンビニで、うな友さんにばったり。
二人でミーグリ参加権を賭けたCD予約へ向かったのでした。
が、まあ、そんなもんでしょ、私達の写真に当たりのシールはなく
気を取り直して、他のうな友さん達と合流し
開場直後に中に入りました。
アリーナCブロックは、何てことない花道の後ろ寄りでしたが
4列目だったので、それなりに肉眼でも見えました。
この日、「Hello Hello」はとてもよく声が出ていて、昨日は喉が痛いとか言ってたんじゃなかったのか?と意外なほど。
まあ、出るなら出るで飛ばし過ぎるのが、加減を知らないグンソクさんで
「空と君と」のあーおーくはるかなー のキーが下がってたのは何なんだ?
あれほど、原曲のキーを下げて歌っても意味ないといってたくせに。
そして、大阪で感動した、ホール天井を滑ってく光の塊がなかった気がするのは、気のせい
今回も凝ったライティングの中で、一番好きだったんだけどな。
いずれDVDで確認してみよう。
オープニング、大阪ではヅカプリと感じたのが、横浜ではミッチー(及川光博)ノリだと思った。
「ベイベー」と「うなぎ」を置き換えればいいだけ。
その路線はまだ早いと思うよ。
あまりおっさん化しないでほしい「AP改めアジアの成熟」。
歌詞の把握度は大阪に比べ多少上がったものの、モニター(カンペ)見てないと
結構まちがえてるのよね。
センター席でもごく近くの人しか肉眼で表情までは見えない→
大半がスクリーンに大写しになったグンちゃんを見守っている
のだから、カンぺを追うのはほどほどにしてほしいわ。
直前にキム・ギドク監督作品の撮影があったから
スケジュール的に厳しかったとは思いますが。
と、とりあえず苦言を呈したところで。
今回の白眉は「My Precious」。
生で見たわけでもないのに、まだ日本歌手デビュー前、パシフィコ横浜でこの曲を歌うグンソクを
私は鮮烈に覚えている。
いや、覚えているというより、眼の奥に焼きついていて、いつでも再生できる。
I FANと描かれたTシャツにテギョンのマスコットをつけて
長く伸びていた髪をまとめて。
距離こそ近くても言葉も文化も異国のファンと
わかりあっていけるんだろうか?と思いつつ、
客席に下りて皆と同じ目線で歩くことによって
自分を見つけてファンになってくれた人達と
何とか近づいてみようとしてくれていた、
ちょっと神経質そうできれいな顔の青年を。
あの日歌っていた「My Precious」は
上手い下手ではない、気持ちの証。
あれから「韓国語の曲で一番好きな曲」である「My Precious」はあらゆるライブで歌われた。
ある時はアレンジを変え、ある時は自らギターを弾いて(間奏)。
大阪で既にセトリはわかっていたが
この日、この曲を聴いていて初めて
歌声に滴り落ちるような色気を感じたのだ。
この曲と色気なんて、まったく縁遠いものに感じて
今でもどうしてだかわからない。
けれど、あの瞬間、不思議な思いで私は聞き惚れていた。
その後、サテンのドぴんくシャツに着替えたグンソクを間近に拝めたことも
もはやどうでもよい。
私にとって「My Precious」こそが
これからの新しい旅「Voyage」を象徴していたのかもしれないから。