登場人物

 

   アルデンテ

    スー

   スピラーレ

 

「スー殿は 目が悪いんですかい?おいらには見えてるんで 問題ねーでさー」 

「え~ 私目はいい方なんだけどな~(^_^;)」

 

魔族と言うのは 桁外れに遠目が利く種族らしい 

何処まで見えてるんだろうね  

 

歩いて近付いて行くと 手前にいたメイドの髪色は濃い紫色だった その向こう さっき見えなかったメイドは 明るいオレンジベージュの髪に 大きなネコミミ フワフワのシッポがついていた 

 

「あの~スピラーレさんですか~?」 

「ほい あたしはスピラーレだニャ 何か用なのかニャ?」

 

「お~ 本物の猫メイドさんだ~ 

カワイ~(^o^)」
「おいら達は 姫様に言われて そちらに会いに来たんでさー」

 

「あぁ 雑用候補の悪党だニャ 

そちらが姫様のお客人かニャ?」 

「私はスー ノエちー…じゃなくて 姫様の友達だよ~」 

 

「友達って何の事だかわからニャいけど 話しは聞いてるニャ」 

「あの 悪党ってのはやめてもらいやせんか;;   おいらはアルデンテって言いやす 

悪い事もしてやしたが  仕事は一生懸命やるんで よろしくおねげーいたしやす」

 

「あたしは姫様専属のメイドなのニャ 普段はこんな事してニャいから 

何か仕事をって言われても 

良く分からないニャ あんたは  

何が出来るのかニャ?」 

 

「おいらは鼻が利くんで 探し物とかが得意でさー  

あと 火事とか不審者の侵入とか察知出来るんで その辺の仕事なら任せて下せー」 

 

「ふむふむ  なら警護でもやってもらおうかニャ

配属は改めて伝えるニャ

まずはあんたの部屋に案内してやるニャ」 

 

「えっ!? おいらを城の中に住まわせて下さるんですかい?

なんてありがてー」

 

「まぁ 部屋とは言っても 前は牢獄だったのニャ 

快適ではないのニャ」 

「へへっ おいらにはちょうどいいでさ(^_^)」  

 

「おぉ~  警護と牢獄か~ それなら監視もいらなそうだね~ 

あっ そうだ  鼻が利くんなら 

前に悪い目に合わせた人を探し出して助けられないかな~?」 

 

「探し出す事は出来るかもしれやせんが  助けるとなると 

金の問題もありやすし 抗争になるかもしれやせんぜ  裏社会ってのは 甘いもんじゃねーです」 

ふーん 知ったふうな口きくじゃないえー

 

スーは急に任務モードになった 

常に裏社会と渡り合っている

スーに対して 全くの失言である あまりの迫力にアルデンテは

 

「うわっ すっすいやせん 

余計な事を言いやした 

許して下せー」  滝汗と 冷や汗を流しながら 謝った 

 

「あんたら どういう関係なのかニャ?  スーたんは姫様のお仲間らしいから やっぱり只者ではないみたいだニャ 

ボスと手下ってとこかニャ」 

 

「う~ん まぁそんな感じかな~ 一応保護者ってことで(^∇^)」 

「ニャッハッハッハハ 了解したニャ じゃあ

牢獄に案内するニャ」爆笑

 

アルデンテに部屋として充てられたのは  地下2階にある小さな牢獄の一つで  頑丈な鉄製の扉に 覗き穴があるだけ

 

中は4畳程の広さで ハンモックみたいな 布製のベッドと便器 

燭台が一つだけ 椅子やテーブル等はない

 

「ここがあんたの部屋だニャ 

ここで今までの悪行をしっかりと反省しニャさいと 姫様が仰ってたニャ」 

 

「分かりやした 寝るだけならこれで十分でさ」 

「食事やお風呂なんかは詰所で済ませるニャ」 

 

「へ~ 個室なんだね~ 外から鍵がかけられるんだ~」

スーはニヤッと笑うと

 

「もし また悪い事したら 閉じ込められるね~」 ニヤリ

「怖いこと言わないで下せー 悪い事なんて もうしないっす」ショボーン 

 

「そもそも~なんでアルデンテは悪い事してたの~?」 

「巡り合わせってやつですかね おいらの周りにゃー そう言う奴らしかいなかったんで それが普通だと思ってたんでさー」 

 

「でも嫌気がさしてたんでしょ~?」 

「へい 率も良くなかったし  人が泣くとこを見るのも嫌だったもんすから   辞めたかったんす」 

 

「なら これでめでたしだニャ!(^ω^)」音譜