今回からは いよいよ魔界編です!  やっとここまで来ましたね~ (^_^;)

 

登場人物

 

  テル    魔王  

  レイ    ジン  

  ノエ    Noimage  ペンネ  

  リングイネ  Noimage カッペリーニ  

  リガトーニ

 

魔界への移動はリューカーでの移動に似ていた ワームホールみたいな中を進むのだが 時々異形の物が通り過ぎる 

「うわぁ!何なんですか今のは?」 

ジンは叫んだが 誰にも聞こえない 音は遮断されているようだ 

十数秒経った辺りで真っ暗になると パッと視界が開けて 

凄く広くて 天井の高い部屋に立っていた 

 

「さぁ 着いたわよぉ」 

「マオしー ここはどういうとこなの?」 

「魔王城の中広間よぉ」 

「中でこれだけって事は  大はどんだけ広いんだろうな(^_^;)」

「じゃあ これを使ってね」  ポンッ 全員の肩の上あたりに

 魔王と同じ魔具が装備され 代わりに魔王は装備を解いた 

「お帰りなさいませ魔王様  お早いご帰還 心より嬉しく思いますぞ!」 

1人の老人?みたいな人が足早に近付いて来た いや 顔は老人なのだが 

頭には羊の角があり 上着はタキシードみたいなのを着ていたが 

下半身には何も着けておらず  腰から下には全体に毛が生えていて 

鹿に似た蹄付きの足になっていた

「マオしー あの生き物は何?」 

「あれはシープミノタスと言って  とても希少で賢い種族よ あたしの執事なのよ」 

「出迎えありがとうペンネ  ノエは出掛けているの?」 

「いえ 声はお掛けしたのですが  何やらお支度があるご様子で…」 

「そう  まぁいいわ」 

 

「それより魔王様 そちらが人間と言う方達なのですかな?」 

「そうよ 一級の客人としての対応をお願いするわね」 

「はい しかと承りましたぞ!」 

 

「初めまして ペンネ殿  私達が人間界から参った者です  私はレイと申します 

どうぞおよろしく」 

「ほお これはまた丁寧なご挨拶 悼みいりますぞ  私はペンネと申しまして 
魔王様の執事でございます よろしくお願いしますぞ」 

 

そこへノエがやって来た 

 

「母上 お帰りなさい  ミナっちとスーちんには会えましたか?」 

「あらノエ ただいま  えぇ 美味しい料理も食べさせてもらったわよ」 

「それは良かったです  我の友達は最高だったでしょ?」 

 

「とっても良い子達ね  あたしも好きになったわよ  ちょっと待って

ノエ 挨拶がまだでしょう  皆さんに挨拶なさい」 

「はい母上」   ノエは皆を見回していたが レイを見つけると

「うあ! お主も来ておったのか」  と ビックリした様子だった 

「久し振りですね 王女様w  こちらではお世話になります よろしくお願いしますねw」 「何をニヤニヤしておるのじゃ?」 

「いや  ちょっと思い出してw」 

 

「まぁよい  隣にいるのがミナっちのネェチャンなのかの?」 

「あぁ 私がミナの姉 テルだよ  あんたがノエちーか よろしくな」 

「うむ よろしくなのじゃ ミナっちには似ておらんが  母上にそっくりじゃな」

「私とマオしーはね  前世では家族だったんだよw」 

「ならば我にとっても血族と言う事か それは面白いのぉw」
いつもならイチイチつっかかるのだが テルに対しては意外と素直なノエであった 

おそらく ミナの家族だと言う事と 母親にそっくりな事から 

受け入れ易かったのだろう 

 

「こっちの若者は誰じゃ?」 

「あぁ 僕はジンと言います  こちらには修行に来ました」 

「なに修行じゃと? ならば我の師匠を紹介してやろう  愉快なじいちゃんじゃぞw」

「え、じいちゃんが師匠ですか?」 

「見た目からは想像出来ぬ実力の持ち主じゃ  心配には及ばん」 

「じゃあ まぁいいかなf(^^;」 

「ノエ  あなた近いうちにミナちゃんとスーちゃんを迎えに行ってね」 

「!? あの二人もこっちに来るのですか? ならば 直ぐに行っても良いですか?」 

「えぇ 構わないわよ あなたも頑張ったから  向こうで少し遊んで来なさい」 

「うわーありがとう母上!」 

そう言うと  ノエは魔王に飛び付いてキスをした 

 

「さっき言ってた師匠の件は忘れないでね」 「はぁ~い」
分かっているのかいないのか  ノエは飛び出して行ってしまった
 

「あらあら  大丈夫かしらねぇ… それでは あたしは色々と報告があるので 

一旦失礼するわね  後の事はお願いね ペンネ」 

「はっ!承知致しましたぞ」 

「あっ魔王様   私は早速調査にかかりたいのですが  よろしいでしょうか?」 

レイが言うと

「あらそう  では誰か寄越しましょうね」 

「お願いします」   魔王が出て行くと 

 

「では皆様 別室にてお茶等お煎れしますので  私に付いて来て下され」 


テル達が案内されたのは 応接室のような所で  落ち着いた色合いの 

クラシックな家具の並ぶ部屋だった
そこにはメイド服を着た  猫のようなミミとシッポのある少女が待っていた 

 

「皆様 お待ちしておりました  私は本日より皆様のお世話役を仰せつかりました 

リングイネと申します  どうぞよろしく」 少女は丁寧に頭を下げた 

メイド服に猫ミミとは良く分かっているw   すかさずレイが応じた 

 

「こちらこそよろしくお願いします  私達にはこの世界の事が良く分かりません 

色々教えて下さい」 

「ハイ  私に分からない事はないので 何でもお聞き下さい」 

「凄い自信だなw じゃあリングイネさんよ ちょっと聞くが 

このお城には部屋がいくつあるんだい?」 テルが聞くと 

 

「ハイ このお城は地下4階 地上9階の13階建てとなっておりまして 

部屋数は拷問部屋まで入れますと  184部屋となっております 

尚 敷地面積は42000坪  現在城内には  291人が滞在中でごさいます(^_^)」 

 

「ゴメン 恐れ入ったよ(^_^;)」

次はレイが聞いた 「リングイネさん もう一ついいかな? 」 

「ハイ 何でしょう?」 

「円周率を言えるとこまで言ってみて」 

「ハイ   3.14159 26535 89793 23846 26433
83279 50288 41971 69399 37510
58209 74944 59230 78164 06286
20899 86280 34825 34211 70679
82148 08651 32823 06647 09384
46095 50582 23172 53594 08128
48111 74502 84102 70193 85211
05559 64462 29489 54930 38196
44288 10975 66593 34461 28475
64823 37867 83165 27120 19091
45648 56692 34603 48610 45432 

 

「あー分かった もういいです  凄いね 全部覚えてるの?」

「いえ 覚えてる訳ではありません 聞かれた事に答えようとすると 

自然に頭の中に浮かぶんです  これが私の唯一の能力です 

他には何の取り柄もありません」 

 

「いやいや その能力だけでも十分だよ  私の部下にスカウトしたいところだけど 

人間界に来る気はない?」 

「私の一族は魔王様に救われて 現在まで存在しています 

自分の都合で魔王様のお側を離れる訳には行きません」 

 

「なら魔王様に直談判してみるかなw」 

そこへノエが 慌てた様子で入って来た

「紹介しよう 我の師匠じゃ  何を修得したいのかは知らぬが 

遠慮せずに相談するがよいぞ(^o^)  では後は任せたのじゃ」 
それだけ言うと ノエはササッといなくなった   全く慌ただしい  (゚Д゚;)

 

「フォーッ フォッフォ 主らがわしに教えを乞いたいと申す者かの?

わしの名はカッペリーニじゃ さて 何から教えれば良いかのう」 そう言う師匠の

見た目は 甲羅まではしょってないものの どう見てもカ○仙人だった 

 

「このジンは強力な技を使えるんだけど 上手く制御出来ないので 

それを教えて欲しい」 テルがそう言うと 

 

「ほう お主 良く見たら魔王様にそっくりじゃのぅ」 カメ…カッペリーニは

ニヤッと笑うと テルにスッと近付き 胸をツンツンした ( ´∀`)σ 

 

「はっ! 何すんだよじじい!」 テルはじじいをブッ飛ばそうとしたが ヒョイとかわされた 

 

「フォッフォッフォッ 中々反応が良いのぅ 見込みはありそうじゃわ」 

「何の見込みはだよ 私は別に教えてくれとは言ってないけどな」 

「そうじゃったかのう ならばジンとやら 早速力を見せてもらおうかの 

わしに付いてまいれ」

カッペリーニはそう言うと 瞬間移動で何処かに行ってしまった 

 

「えー   僕瞬間移動とか出来ないから(;゜゜)」 

「気の早いじいちゃんだなぁ」 レイが呟くと 空かさずリングイネが 

「私が案内しましょうか?」 

「何処へ行ったか分かるの?」 

 

「ハイ 私に分からない事はないので」 

「そうだったね(^_^;) じゃあ私とジンを連れて行って」 

「ハイ では私に掴まって下さい」 二人が掴まると シュッと瞬間移動していった 

 

「やれやれ 何だか慌ただしいな」またレイが呟くと

そこへ コンコンとノックの音がして  一人の少年が入って来た 

いや見た目は少年なのだが  その立ち居振舞いはとても 優雅で 

気品に満ちていた   色白で痩身 しかも長身でエルフ耳のその少年は 

丁寧に一礼すると レイに向かって 

 

「レイ様ですね? お待たせ致しました  私は魔王様から

調査のお手伝い役を仰せつかりました  リガトーニと申します どうぞよろしく」 

「なんて美しい…いや こちらこそよろしくお願いします( 〃▽〃)」 

柄にもなく レイは照れていた

「では 早速参りましょう  どのような調査から初めましょうか?」 

「そうね   どこからにしようかしら( 〃▽〃)」 大丈夫かレイ 

二人は話しながら出て行ってしまった ペンネは一人 ポツンと取り残され 

「お茶も何もあったものではないですな ひとまず仕事に戻るとしますかな」

そう言うと 部屋を出て行った

誰もいなくなった部屋に リングイネが戻って来た 

 

「あれ?誰もいない  お茶はどうしよう…」 役目を失って呆然としていたが

「まぁいいか  お茶でも飲もっと」 ずずっと啜って一言 

 

「にがっ!」