登場人物

 

      テル


     レイ

    リガトーニ

    コンキリエ

 

人間界に帰ってから一週間後 約束通り魔界へ戻って来たレイ  何やら興奮気味に 

「大発見なのだぞ! 凄いのだぞ!」

その様子を見てテルが 

「どうしたんだよレイ 何をそんなに興奮してるんだ?」 

 

「これが興奮せずにいられるだろうか まずはこれを見てくれ」 

そう言うと 腕にセットされたアームガードみたいな物を見せた   

 

「何?盾でも出るのか?」 

「これはフォトンと魔力を相互変換させる装置なのだ これ一つで 魔力問題は全て解決なのだぞ」 

 

「え?バッテリーとデバイスは?」 

「必要ないのだぞ!(^-^)b」

レイの話しによると 【すみません また状況説明が長くなりますが 省略出来ないので お付き合い下さいm(__)m】

人間界へ帰ってから溜まった仕事をこなすのと平行して 魔界で集めたデータを解析していたと同時に リガトーニと自分の体を 隅々までスキャンしていたのだ 

 

もちろん体に悪影響が出ない程度にである それによると 魔族の体内には魔力を貯める特別な器官がある訳ではなく 血液と一緒で 体中を巡るようにして存在していたそうだ


フォトンも同じで 体中を巡るようにして存在しているため 特に魔力用のバッテリーみたいな物は必要ない 但し 魔力とフォトンは似て非なる物で 人間の体内に魔力を貯める事は出来ないので 一旦フォトンに変換する必要がある 

 

放出する時も同じで 魔力に変換しないと 魔術は使えないのである 

それと 魔族は自分の意思で 魔力をチャージ出来るが 人間は自然に回復するのを待つしかない そこで開発されたのが レイの腕にセットされた 

[マジカルフォトンコンバーター] だ!

「へぇー これってそんなに凄いもんなんだ」 

「それだけではないのだ これを使えば 好きな時に魔力をチャージャーとしての機能も備えているのだぞ」 

 

「そんな物を 良く一週間程度で完成出来たもんだな やっぱりすげぇなレイは」 

 

「開発中だったバッテリーのデータを そのまま使用出来たのが良かった だがリガ君の発想がなければ 難しかったと思うのだ 今回はリガ君のお手柄なのだぞ」 

 

「いえ 私など たまたまですよ」 

 

「いや そんな事はないのだ本当にリガ君のおかげなのだ 感謝しているのだぞ」 

 

「お褒めに預かり光栄です レイ様に喜んで頂けて 嬉しい限りです」
 

「お前らいいコンビだな もう付き合っちゃえよw」  

更に付け加えると 魔石内のエネルギーは 普段不活性な状態で安定していて 取り出す事は出来ないが 台座に乗せる事で活性化し 取り出す事が出来るようになるそうだ 

 

レイの解析によると 台座から出る 特殊な周波数の振動を受ける事で 魔石は活性化する との事でした イチャついてた割には GJでした

「問題と言うか 要調査だった 鉱石の異世界持ち出しの件も 問題ないようなのだ 一回採取して リポップ前に 異世界へ持ち出してしまうと 二度とリポップしなくなってしまうのだが 

 

リポップ後なら 持ち出しても継続して 採取が可能だと言う事が分かったのだ これで 魔族側の要求にも応えられるだろう」 

 

「へぇー 色々な事が分かったんだな それもリガ君の功績かな?鉱石だけに( ´,_ゝ`)プッ」 

 

「あぁ 二人で調べた結果だ リガ君が一緒だと 実にやりやすいのだ」
「お前らもう結婚しちゃえよ へ(≧▽≦ヘ)♪ もうキスはしたんだろ?」 

 

「いぃ~やイヤイヤイヤ キッ キスなんてとんでもないのだぞ(///°▽°///)」 

 

「何やってんだよ キスくらいサッサとやれよ リガ君だって レイとキスしたいでしょ?」 

 

「キス………(///;Д;///)=3 ブシュー」 

 

「ダメだな こりゃ(^_^;) そうだレイ ちょっとリガ君借りていいか?」 

 

「貸すも何も 私のものではないので 何とも言えないが 何をするつもりなのだ?」 

 

「いつかの恩を返してやるよ(^▽<) 行こうリガ君」

リガトーニを連れて コンキリエとの修行場に来たテル 

 

「なんだべ 今日は別の彼氏連れて来ただか?」 

 

「いや 彼氏ではねぇだ ちょっと先生にも聞いて欲しくて 連れて来ただ」 

 

「聞いて欲しい事とはなんだべ」 テルは レイとリガトーニの関係について説明し 何とか二人をくっつけたいので 知恵を貸して欲しいと頼んだ 

 

「いわゆる恋ばなってやつだか まぁおらも見た通り 経験は豊富だかんな」 

 

「え!? 先生って 恋とかするんですか?」 

 

「あったりめぇだ  これでも おらは モッテモテなんだど 疑うんなら 何でおらに聞きに来ただ?」 

 

「いや なんか おらには縁のねぇ話しだとか言いそうだから 面白いかなと思って(^o^)」 

 

「おめぇ やっぱりおらをバカにしに来ただな いい加減にしねぇとこうしてやるだ」 

コンキリエはテルの頭をロックして げんこでグリグリした 

「痛い痛い 悪かった 悪かったから もうやめてけろ」 

 

「どうせ口だけだべ 本当に反省しねぇとやめねぇだ」 

 

「反省しました 本当に反省しましただ」

黙って見ていたリガトーニだったが 二人のやり取りを見て さすがに吹き出した 

「ブッ=3 ハッハッハッハ(*^O^*) お二人は 仲がいいのですね まるで子供がジャレ合ってるような(^_^)」 

 

「別にジャレてる訳じゃねぇだ こいつがおらをバカにしてっから お仕置きなんだべ」 

暫くジャレていたが 漸く落ち着いて 

「で?二人をくっ付けるには どうしたらいいかっつう話しだったな」 

「そうなんです まだキスもしてねぇって事なんで」 

 

「まぁ あれもタイミングだかんな  やればいいって話しじゃねぇだよ で リガトーニだったか おめぇは相手の事は本当に好きなんだべかな?」
 

「そうですねぇ レイ様の隣はとても居心地がよいので 一緒にいたいとは思いますが 私には好きと言う感情が良く分からないので どうなのでしょう」 

 

「おめぇバッカじゃねぇか?一緒にいてぇってのは 好きって事だべ んだば明日からおめぇの代わりに 他の男が隣に座る事になっても平気だっつーのか?」 

 

「ハッ(゜ロ゜; それは…それは平気ではありません と言いますか 嫌です」 

 

「ほらみろ それが好きって感情なんだべ 良く覚えとくんだな」
 

「これが好きと言う感情なんですね 何だか 嬉しいような苦しいような 切なさや不安も感じます 離れると 尚更考えてしまいますね」 

 

「あぁ それが恋ってもんだ 嬉しくて跳び跳ねる事もありゃあ 眠れねぇ夜もある 涙がとまんねぇ時もありゃあ 息が出来ねぇくれぇドキドキする事もあんだ」 

 

「うわっ 先生って そんなに情熱的だったんだ」

「おらはおとしてぇと思った相手には 全力で挑むかんな 躊躇して後悔したくねぇだよ」 

 

「私はどうしたらいいのでしょう?」 

 

「相手の気持ちはどうなんだべ」 

 

「レイは間違いなく リガ君の事好きだよ 今まで男に興味持った事はなかったけど リガ君にはメロメロだよ」 

 

「なんだ 相手の気持ちが分かってんなら 行くしかねぇべ 早く好きだっつって キスすりゃいいだ」 

 

「ですがレイ様と私は 住む世界が違います ずっと一緒には いられないかもしれません ならばいっその事 黙っていた方が良いのではないでしょうか」

「だとも 好きになっちまったもんは どうしようもねぇでねぇか 別れるのがつれぇからって 黙ってて 後でどんだけ後悔すっか 考えた事あっか?おめぇが好きだってぇば キスまで出来んだど 

 

言って後悔すっか 黙ってて後悔すっか よぐ考えてみるこったな 大事なのはおめぇの覚悟だ おらはこれ以上なんも言わねぇ おいテルぅ 修行の時間だど  あっちで修行やんべ」 

コンキリエは シュンッ と行ってしまった

 

「やっぱり先生は気が早いなw どうかなリガ君 覚悟ってやつは」 

 

「後悔するって言葉に ハッとしました 確かに隊長様の言う通り 黙ったまま後悔するのは 「ちょっと待って 今隊長様って言った?」 

 

「はい コンキリエ様は 防衛隊長の任に就いておられます」 

 

「うえっ!先生って そんなに偉い人だったんだ よく私の相手なんて 引き受けてくれたなぁ」 

 

「魔王様の御意向も あったと聞きます それに やはりテル様を気に入ってるのだと思いますよ 楽しそうでしたし」 

 

「そうかなぁ いっつも説教されてるし 気に入られてる感ないけどなぁ(^o^;)」 

 

「いえいえ 他の皆様からは 鬼隊長と呼ばれて恐れられていますので 相当な気に入られようだと思いますよ」 

 

「それが本当なら 嬉しい事だね もっと感謝しないとだね って そんな事より レイの方はどうするか決まった?」 

 

「はい 覚悟を決めました 黙ったままで後悔するのは やはり辛い事だと思いますので 後の事は その時々に考える事にします」
 

「じゃあ恋人に昇進だね」

 

「そうなりますかね とにかく私はこれでレイ様の元に戻ります 初めてなので 何をするにもタイミングが良く分かりませんが(^_^;)」

 

「その時になれば分かるよ(^_-) レイは今まで仕事一筋で来たから 幸せにしてあげて」

 

「(^^ゞ ハイ  それでは」

 

「これで恩は返せたかな」

ニヤつきながらコンキリエの所へ行くと

「なにニヤニヤしてるだ?さっきの男は帰っただか?」

 

「はい 上手く行きそうです 先生のお陰だね ありがとうございますだ」

「それゃ良かっただな おらに相談したのは正解だったな 後で酒でもおごるだど」

 

「最近ミナが スイーツ 作り始めてるって聞いたんだけけど 先生も食べに行ってみねぇだか?」

 

「スイーツってなんだ?」

 

「甘くて美味しい食べ物なんだべさ」

 

「ほぉー ところで ミナってのは 誰なんだべ」

 

「あぁ 先生は知らねぇか 私の妹ですだ こっちじゃ 女神様って呼ばれてるだよ」

「女神様だって?あのメチャクチャにうめぇ食いもん作るって言う女神様が おめぇの妹だってぇのか?」

 

「んだ 女神様は私の妹だ」

「それが本当なら是非会いてぇ おら女神様に会ってみてぇだ 何をどうすりゃ あんなにうめぇ食いもんが作れんのか 是非見てみてぇだ!」

 

「先生って料理に興味あったんだ 戦闘と男にしか興味ないなかと思ってただよ(^_^;)」

 

「LCってのを食ってから 考えが変わっちまっただ 今はとにかく美味いもんが食いてぇ 作ってみてぇ」

 

「分かっただ  ならこれから行ってみるべ」

「やったー(⁠^⁠▽^⁠)   あ…いや そうか それはありがてぇだな」

{この先生 何だか面白いなw 見た目と全然違う性格なのかも そうだ 一回マインドスキャンしてみよう}   「先生 挨拶がまだだった 私と握手してくれねぇだか?」

 

「握手ってのは何だ?」 

 

「仲良くなる為の挨拶で 手を繋いで フリフリするだ」

 

「別に構わねぇだ こうか?」 

 

テルはその瞬間 コンキリエの思考を覗いた 

 

{うわ〜 そうか〜 こうなんだ  先生って本当は 可愛い服着て 可愛い アクセ着けて キャンキャン騒いだりしたいのか 

でも見た目がこうだから そのイメージを壊さないように 敢えて演技してるんだね 何だか かわいそう 何か出来ないかな… そうだ!

「 先生は変身出来るんだべか?」

 

「あぁ 出来るだど 何でだ?」

 

「私の妹は怖がりなもんで 角とか尻尾とか見ると 逃げ出すかもしんねぇ 変身して行かねぇだか?」

 

「そうなんか 逃げられたら困るだな だば変身して行くべ 」

 

{よし! }

「どんな風に変身したらいいんだべかな 」 

 

「 そりゃーやっぱり 可愛い女の子がいいんじゃねぇべかな  フリフリの付いた服着て 可愛いアクセ着けて キャンキャン言う感じの女の子(⁠^⁠^⁠) 」 

 

「 おらには そんな格好は似合わねぇだ 恥ずかしいでねぇか 」 

 

そう言いながらも 何だか嬉しそうなコンキリエ 

 

「大丈夫 私も同じように変身させてもらうから 二人でやれば恥ずかしくねぇべ」

 

「そっか?んだばそうすっかな まずはおめぇからだ ほれっ」

ボンッ