登場人物

 

            ジン

 

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        カッペじい

 

          テル

    コンキリエ

         レイ

     リガトーニ

      リングイネ

 

その頃 カッペじいと修行を続けていたジン 全く覚醒状態にならない為 

 

フゥ…ダメじゃのぅ これでは次に進めん 仕方ない 幻覚を見せてジンの力を強引に引き出すかの

カッペじいは ジンがうーん 

う~んやってる所に 何の説明もなく いきなり幻覚を見せた 

 

暗い部屋の中 テルが鎖で腕と足を縛られ 壁に張り付けられていた  覆面をした男にムチで叩かれ 苦悩の表情でジンを見ている 

 

「テルさん!どうしてこんな やめろ テルさんに何してんだよ!」

 

しかし覆面男は気にもかけず

 一向にやめる気配はない 

 

「やめろっつってんだろ この野郎!」  ジンは 男に近付こうとしたが  見えない壁でもあるように 全く前に進めなかった 

 

「何だよこれ どうなってるんだよ!」   

もどかしさに 怒りが込み上げて来て  バチバチと帯電が始まった その時 覆面男がニャッっと笑う顔を見て ジンの怒りは頂点に達した 

 

「きさまー 殺す!」 

ようやくジンは覚醒した 

「ほい そこまでじゃ 収めるのじゃ ジン」 

幻覚は消えて 現実に引き戻された  ジンは戸惑うしかなかった 

 

「ぐっ うっ なんだこれ どうなって うっ」 

全身をスパークさせながら モジモジしていると 

 

「今回は前回よりも上手く収められるじゃろ?やってみぃ」 

「くそー 止まれ 止まれえええ」 グッと歯を食い縛ると スパークはスーっと収まった 

 

「フゥ…キッツ」 

「あと3回出来たら次の段階へ進めるでのぉ 頑張るのじゃぞ」 

 

「はぁ でも一回やると かなりグッタリします ドリンク剤なんて ないですかね?」 

「増強剤の事かの?ならばこれを飲んでみるのじゃ」

 

カッペじいは手持ちのカバンの中から  オレンジ色の液体が入った小瓶を取り出し ジンに渡した 

「おぉー ありがとうございます カッペ師匠」

 

小瓶を受け取ったジンはゴクッゴクッ と一気に飲み干した  すると 体の芯からパワーが溢れ出ると同時に やたら下半身が熱くなった 

 

「あれ?おかしいぞ 何でこうなった?」 ビックリマーク

ジンは腰を引いて 内股で立っいた  いや 起ってと言うべきか 

 

「なんじゃその格好は 何をしておるのじゃ?」 

「いや~だって 変な所が漲ってしまって(^▽^;)」 

「なんじゃと?」 

カッペじいはカバンの中身を確認すると 

 

(しまった 間違えたわい 普通の増強剤は この黄色い方じゃった ジンに飲ませたのは 夜の増強剤じゃったわい まぁ元気は出たし よいじゃろ)

 

「そんな事に気を取られておるようでは まともに修行など出来んぞ 夜まで我慢せんか! ほれ もう一回じゃ」 幻覚が始まると

「きさまー殺す!」 

「ほれ もう一回じゃ」 

「きさまー殺す」 

「あと一回じゃ」 

「きさまー殺すよー」 

 

何とか一段階目はクリア出来た しかしさすがにジンはヘロヘロで 

その場にヘタリ込んでしまった 

「もう無理れす もう立てましぇん ハァ ハァ」滝汗

 

「よしよし 良く頑張ったのぅ 今日の修行はここまでじゃ 起てるようになったら 城に戻るとしよう」  カッペじいよ 字が違うわ

 

一方 テルとコンキリエの修行も 熱を帯びていた 

「これでどうだ!」 

「それじゃ まだまだだべな 速度はいいが パワーが足りねぇだ」 

「えー だって先生みたいにバカみたいな筋肉ないし 無理じゃね?」 

 

「バカとはなんだべ!筋肉の話しじゃねぇだ おめぇは技に練り込む気が足りねぇだ もっといっぺぇ練り込まねぇとだめだ」 

 

「分かった 先生には尻尾があるから 攻撃が重いんだよ」 

 

「尻尾は関係ねぇだ  ゴチャゴチャ言ってねぇで 集中してやるだ」 

 

会話しながらも お互い攻撃は止めない 

「ところで先生 気を練り込むのは分かるんだけど いっぱいってのが良く分からないんだよ」 

 

「なんだって?ちっと 止めるだ おめぇ分からないでやってたらだめだべ」 

 

「え?だって ああしろ こうしろって言うだけで やり方教えてくれないんだもん」 

 

「あのなぁ 普通分からなかったら聞くもんだべ?おめぇ何にも聞かねぇから 分かってんのかと思ってたでねぇか」 

 

「えー 私が悪いってのー?」 

 

「あったりめぇだべ  おめぇ おらに喧嘩売ってんのか?」 

 

「いえいえ そんなつもりはねぇです」 

「そんで?なんで いっぺぇっつうのが分かんねぇんだ?」 

 

「昔の師匠に フォトン つまり気の練り込み方は教えてもらったんだけど 練り込む量の調節までは教わってねぇんです」 

 

「そうだったんか だども それを修得するには ちっと時間がかかるだど 地味に練習しねぇとダメだ」

 

「時間かかってもいいだ 教えてたもれ」 ニヤニヤ

「おめぇ 喋り方が変になってるだど 普通に喋れ」 真顔

コンキリエはテルに 気量の調節方を教えたが  気量の調節と言うのが 中々に厄介で  テルもジン同様 修得に時間が掛かりそうだったので 暫く一人で修行する事になった 

 

「う~ん…う~ん」 剣を睨み 唸り続けるテル 地味な絵面が続くので 少し時を戻して レイとリガトーニの方も覗いてみましょう  

 

「レイ様 もうお食事の時間をかなり過ぎてしまいました  皆さんは お食事を もう済ませた頃かと思います」 

 

「もうそんな時間か 食事の事なんて すっかり忘れていたのだぞ」 

 

(今回からレイの口調を変更します) 

 

「ならば 一旦戻って食事にするとしよう 二人っきりだとよいのだが」 レイは完全に恋ボケのようだ  お城に戻ると リングイネ以外 誰もいなかった 

 

「あっお戻りですか 申し訳ありません 料理がすっかり冷めてしまいました 今温め直しますので  少しまっ」 

「いや よいのだ 何か携帯用の食量があれば それをもらいたい」 

「そうですか ではすぐにお持ち致しますので 少々お待ち下さい」

「すまないね  お願いするのだぞ」

 

携帯食を待つ間 

「リガトーニ君 突然だが 次からは リガ君と呼んでもかまわないだろうか」 

「はい レイ様が呼びたいように呼んで下さい」 

 

「それはありがたい 礼を言うのだぞ それで 携帯食をもらったら どこか景色のいい場所に 連れて行ってもらえないだろうか そこで 二人きりで食べたいのだ」 

 

「承知致しました では そうですねぇ  少しお待ち下さい」

どこがいいだろう?景色が良くて 二人っきりかぁ』

リガトーニは暫く考えていたが  

ハッとした表情になると

 

「では{青の岡}と言う場所にお連れしようと思います 気に入って頂けると良いのですが」 

 

「それは楽しみだな どんな所であっても そこがリガ君のお勧めの場所と言うのであれば 私が気に入らないはずがないのだ 是非行ってみたいのだぞ」 

「恐れ入ります(*^-^*)」

 

携帯食を受け取ったレイとリガトーニは{青の岡}に来ていた そこは一面 緑ではなく 鮮やかな青い草に被われた場所だった

その中央にある岡の いちばん高い所に二人はいた

 

「如何ですか?レイ様   中々の景色だと思うのですが」 

「素晴らしいなリガ君 一面の青い草 まるで花畑にいるようだ それに 所々に咲いている 白 黄 赤の花がアクセントになって 一段と青さを引き立てているのだろう 

 

このような場所で リガ君と二人で食事が出来るとは   夢のようだと言うしかあるまい」   目

レイは顔を赤らめ  興奮を抑えきれない様子だった

 

さて 携帯食とはどんな物なのか 例の鳥の丸焼きを刻んだ物に ドロドロスープをかけて パンもどきで挟んだだけの 何とも味気ない いや不味そうな物だった

 

「どれどれ こちらの食べ物は美味しくないと聞いていたが どのような味なのだろう?」 

 

「そうなのですか?私は今まで味はどうでも良かったので 特に考えた事はなかったですが」 

 

レイは一口食べて 

「うん!これは酷いな およそ食べ物とは思えない味なのだ 

だが折角用意してくれた物だし このように美しい場所で食べるのだから 

美味しく頂くとしよう」 

モグモグ「ウッ」 モグモグ「ウッ」 ゲローかなり無理をしているようだ 

 

「フゥ…何とか昼食も食べ終わったし 少し休むとしよう リガ君も横にならないか?」 

「はい そう致しましょう」 

頭頂部を寄せて 一直線状態で寝転んだ 

 

「リガ君 これだとちょっと話しづらい 横に行ってもかまわないだろうか」 

「えっはい 私は構いませんが ちょっと馴れ馴れしいかなと思って こうしました」 

 

「何を遠慮しているのだ なんなら 添い寝してもよいのだぞ

(〃▽〃)」 

レイよ なぜ急に大胆になったのだ 恋愛には全く向かない性格ではなかったのか

 

暫く寝転んで 他愛のない話しで休憩を終えると 次の調査へと向かった二人 恋ボケでも一応仕事はこなしているレイであった  

 

少し整理しよう この時点でまだミナ達は魔界へ来ていない 

来るのは二日後の朝である 

あと丸二日 魔界飯を食べる事になる 地獄のようだね(-_-;)

状況にあまり変化がないので 現在まで 時を進めよう