登場人物

 

   ミナ

   スー

   ノエ

   リングイネ

 

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   ペンネ

   

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 ニョッキ 

   アルデンテ

 

三人は 次の日 朝食を食べてから 遊園地に行き 夕方まで遊んだ 

その後家に戻って 魔界行きの準備をした

 

「出発は明日の朝だね もうちょっと遊ばなくてもいいの?」 

「うむ 1日も早く 魔界の皆に

カレーを食べさせてやりたく

なったのじゃ それに ネェチャン達も ミナっち達の到着を 今か今かと待っておるじゃろう」 

 

「魔界の食事って~ そんなに不味いの~?」  

「そうじゃな 味はどうでもよいからの」 

「そっかぁ じゃあ早めに行かないとだね(^_^;)」

 

次の朝 魔界へと旅立ったミナ スー ノエ 到着すると ペンネとリングイネが待っていた 

「第二陣のお二人様 ようこそ 

いらっしゃいました  私は魔王様の執事で  ペンネと申します 

よろしくお願いいたしますぞ」 

 

「ようこそ魔界へ  

私はリングイネと申します 

魔王様より特別に許可を頂いて 今回  ミナ様の専属メイドとしてお世話をさせて頂きます 

私に答えられない事はないので 何でも聞いて下さい」 

 

「あっハイ よろしくお願いします」 

「よろしくね〜」

「ではミナっちは 早速カレー作りに取り掛かるのじゃ 

食材はリングイネに用意してもらうとよいぞ 取り敢えず我は  母上へ 報告に行って来るのじゃ  今夜は皆と一緒に晩餐会

じゃ」 

 

「えっ ちょっと 上手く出来なかったらどうするの?」 

「誰かが責任をとって受刑じゃな」 

「うえ~!本当なの~?大変だよミナっち~」 

 

「そんな話し聞いてないんだけど(@Д@;)」 

「にゃ~ははー 冗談じゃ 

じゃが失敗しないよう 頑張るのじゃぞ ではまたなのじゃ

(^ー゜)ノ」

 

はたして カレーは上手く出来るのか 食材は?調理器具は?ここはリングイネの能力に 期待するしかなさそうだ   ミナが 

 

「ねぇ リングイネさん リングちゃんて呼んでいい?」 

「ハイ 御姉様にもそう呼んでもらってますので それで構いません」 

「ネェチャンも そう呼んでたんだ(^_^;)」 

 

「答えられない事はないって~ 何でも知ってるって事~?」 

「そうではないのですが 聞かれた事には答えられます 試しに何か聞いてみて下さい」 

「じゃあ 小麦粉の替わりになる物はある?」

 

「ハイ 小麦粉その物はありませんが 似た物は用意出来ます」 

「やった じゃあ じゃがいも 玉葱 人参みたいなのは?」

 

「ハイ あるにはありますが どれも野生で あまり風味は良くないかもしれません」 

「そっか でも取り敢えず 試してみるしかないね それも用意出来るの?」 

 

「ハイ 市場に行けば売っています では早速買って参りますので」 

「え~ 市場に行くの~?なら 私達も連れてって~」 

「そうだね 実際に見て回った方が分りやすいし 楽しそう

(  ^∀^)」

 

本当はノエが連れて来るはずだったが 成り行き上仕方無い 

ミナ  スー  リングイネの3人で 市場を見て回った  

 

魔王城を中心に 周りを何区画に分けて 建物がズラリと並んで建てられている 

その外側を頑丈で 魔力による結界が張り巡らされた城壁が覆い 外敵の侵入を防いでいるので 

中の人々は 安心して暮らせるのである 

 

市場は平民と呼ばれる 多種族の人類が住んでいる エリアにあった  道の両側に 

出店が沢山並んでいて 多くの人で ごった返している

 

市場のあちこちから 威勢のいい掛け声があがっている 

「さぁ見てってくんな どこよりも安くていい物が揃ってるよー」

 

「何言ってんだい 安くていい物だったらうちの店の方がいっぱいあるよー」  

 

「凄く活気のある所だね いつもこうなの?」 

「ハイ 勢いが凄くて たまにいらない物まで買わされる時もあります(^_^;)」 

 

「よぉリングイネちゃん それに嬢ちゃん達 何か探し物かい?うちなら何でも揃ってるぜ」 

「イエ 今日は違うんです 行く所は決まっているので」

足早に店の前を通り過ぎると 

 

「今の店は評判悪いんです 関わらない方がいいです」 

「何だか圧倒されそうだね~」

 

やっと野菜や肉等の食材を取り扱う一画に着くと 

「あら リングイネちゃん 今日は何を買いに来てくれたんだい?」 優しそうなおばちゃんが声を掛けて来た 

 

「こんにちは ニョッキさん 今日はお客様と 野菜や色々な食材を探しに来たんです」 

「そうかい  おや 見ない顔だねぇ ここは初めてかい?」  

「はい 初めてです 何も分からないので  色々と教えて下さい」 

ミナがそう言うと ニョッキは 

 

「あぁいいとも 何でも聞いておくれ その代わり いっぱい買ってっておくれよ」 

「はぁ はい(^o^;)」 ミナはリングイネと相談しながら ニョッキに入手可能かどうかを確認していた スーは暇だったので 

「私はその辺一回りして来るね~」 

「あっゴメン ちょっと時間かかりそうだから そうして(^_^;)」 

リングイネはスーに 

「よくスリがいますので 気を付けて下さいね」と耳うちした

 

一人で市場内を見て回っていたスー あちこちから 

「よぉ そこの嬢ちゃん」 と声を掛けられたが ニッコリ笑って 

 

「はい またね~」でやり過ごした そんなスーを見て 後をつけて来る 怪しい男がいた 

あの娘 トロそうだな 捕まえてどっかに売り飛ばしてやろうかΨ( ̄∇ ̄)Ψ スーは全く気付いていない様子で 人気のない路地に入って行ってしまった

 

フッ バカな女め 自分から行きやがった男は後を追って 路地に走り込んだが そこにスーの姿は無かった

 

?何処に行った?男がキョロキョロと周りを見ていると いきなり後ろから首をロックされ 脇腹にナイフを突きつけられた

 

「あなた さっきから私をつけてたよね 何の用かしら?」 スーは任務モードになっていた 護衛はもちろん スパイ 暗殺までこなすのが 本来のスーの任務である 

普段とは全く雰囲気が違う 

目は鋭く 凄い殺気を感じる 

 

「いや あんたがカワイイから ナンパでもしようかと思っただけだよ」 

「へー ナンパって 黒づくめの服と フードとマスク被ってするんだ」

 

男は隙を見て 力ずくで逃げようともがいたが スーは全く動じず 

「あんまり動くと危ないよ このナイフ 凄く切れるんだから」 

 

スーは男の服の上から 刃先をスライドさせ 僅に皮膚を切った 

「ヒィー 悪かったっす もう後をつけたりしねーから 許して下せー」 

 

「今まで何人の人を食い物にしてきたの?10人?100人?私はね 人を食い物にして生きてるような人は許せないんだ」 

「おいらは下っぱすから 10人なんてやってないす せいぜい5人位でさー  それだって 好きでやった訳じゃねぇす 生きる為に仕方なくなんすよー」 

 

「生きる為だったら 何してもいいなんて事には ならないよね 二度と悪い事出来ないように 片足使えなくしようかな」 

「ヒィーーー! 勘弁して下せー 何でも言う事聞くすから あんたの下僕でも何でもやるから 頼むすよー(>_<)」 

 

「そお じゃあそうしようかな こっちにいる間 色々働いてもらおぅかしらね」 

「分かったす だからもう離してくだせぇ」 

「逃げようとしない方がいいよ 絶対に捕まえるから」

 

男は観念したようで 「逃げたりしないす それに こんな生き方は正直うんざりしてたんで いい機会かもしれねーっす  おいらはアルデンテって言います よろしくおねげーしやす」 

「あら 美味しそうな名前だね じゃあ顔を見せて」 スーは離してやった アルデンテはフードとマスクを外して 

「これでいいですかい?」 と顔を見せた 結構な年齢かと思いきや キリッとした顔立ちの 若い犬系の獣人だった 

 

「へ~アルデンテって感じの顔だね カッコイイし 気に入ったわ」

アルデンテは少し照れながら 

「そうすか?ありがてーです それで おいらは何をしたらいいんですかい?」  

 

「あなたさっき 下っぱって言ってたよね?ボスはいるの?」 

「ボスってか 元締めがいるす ノルマとかはねぇんで 基本自由行動でさー」 

 

「そう じゃあ私が呼ぶまで近くで待機しといて 呼んだら直ぐに来る事 それと 今回の出来事は誰にも秘密  絶対だよ!」 

「へい 了解でさー それで 何てお呼びすればいいですかい?」 

「あっそうかw 私はスーだよ スーって呼んで」

 

スーは戻ってミナ達と合流する事にした アルデンテは姿を消したが 常に気配は感じられた便利な手下が出来て 気分が上がった

 

その頃 ミナとリングイネは かなりの食材を集めていた 

「うーん 後はスパイス系だね」 

「こちらではスパイスを使う習慣がないので 入手は難しいかもしれません 申し訳ありません」 そこへスーが戻って来た 

 

「うわ~ いっぱい買ったんだね~」 

「あっスーちん お帰り でもねースパイスがないんだ」

 「あっ 向こうにね~ 薬っぽいのを売ってるお店があったよ~ ちょっとスパイスっぽかったよ~」  

 

「え?こっちに薬なんてあるの?回復魔術があるから いらないと思ってたけど(?_?)」 

「それは薬と言うか 感情や疲労を抑制 回復する 増強剤の類いですね」 

「へ~ そうなんだ~」 

 

「でもそれ行けそう!スパイスにもそう言う効果があるから 似てるのかも」 

「ではそのお店に行ってみましょうか」 

 

「あら行くのかい?いっぱい買ってくれて ありがとうね また買いに来ておくれ いつでも歓迎だよ」 ニョッキは上機嫌だった 

 

「はい また来ます 次も色々教えて下さいね」 

 

ミナ達は挨拶して 次の店へ向かった 

「今買った物って~ 置いたままでいいの~?」 

「ハイ 頼んでおきましたので 直ぐにお城に届けてくれます」 

「へ~ 便利なサービスだね~(^o^)」 

「スーちん それ私達の世界にもあるサービスだから(^_^;)」 

 

次の店は少し離れた場所にあった 不思議な形の木の根みたいな物から 細かい木の実みたいな物まで 多くの種類が並んでいた 

 

「うわ 凄い香りだね 嗅覚が麻痺しそう」 

「へへー いい香りだろー  どれも元気ビンビンになるぜー」 

陽気な店主みたいだ 

 

「リングちゃん さっき話したカレー用のスパイスに使えそうな物はありそう?」 

「ハイ あります これとこれと これ それにこれと あとこれとこれですね」 

 

「ぉお~ さすがだね~ でも粉末じゃないんだね~」 

「大丈夫です 帰ったら全部粉末にしますから」 

「よし じゃあ帰ってカレー作ろう」 

「お~!」