登場人物
Noimage カッペじい
テルとジンは目の前に並べられた料理を見て困惑していた
主食と言われる何かの粉を固めて焼いたようなパンもどき
盛り合わせと言う 木の実や
木の芽やキノコみたいな物を
焼いただけの物
何が入っているのか分からない ドロドロのスープ
唯一まともに食べれそうなのが 鳥の丸焼きと思われる物
でも焦げて真っ黒だ
「さぁどうぞ 沢山食べて下さいね(^_^)」 リングイネは勧めるが およそ食欲をそそるような物ではない
「ジン お願いだ どれでもいいから先に食べてみてくれ」
「えー 僕からですか?お腹壊さないですよね?」
「大丈夫だ こっちの人達は
完全回復魔法が使える 直ぐに治してもらえるさ」 二人でゴニョ
ゴニヨやっていると
「どうかされましたか?暖かいうちに食べて下さい」 と
リングイネ
「あっハイ じゃあこれから頂きます」
ジンは一番クセのなさそうな
パンもどきを食べたが ずっと噛み続けている
「どうだジン 美味いか?」
「うーん 良く火の通ってない
天ぷらのころもみたいな感じ
味はないです 次はテルさんの番ですよ どれいきます?」
「じゃあ鳥の丸焼きにしようかな」 テルは表面の焦げを少し削ぎ落としてから 一口食べた
「どうです? 味あります?」
「うん ちょっとしょっぱい
外は焼けてるけど 中は生っぽい 美味くはないなぁ ジン スープ
いってみ」
「えー!怖いなこれー(>_<")」
ジンは意を決して一口飲んだ
ゴクッ 「ウッ!オェー!」
「うあっ大丈夫かジン!」
「ムリムリムリムリ このスープ絶対ムリです(>_<)」
「どんな感じなんだよ?」
「生臭い 青臭い 磯臭い あと 変な滑りがあって 味も苦い 辛い
酸っぱいで メチャクチャです
ウエッ オェーッ」 それを見てリングイネが
「どうされました?何か変な物でも入ってましたか?」
「いえ そうじゃないんですけど ウエッ ウエーッ」
「すまないねリングちゃん マオしー いや 魔王から魔界の料理は不味いって聞いてたんだけど
本当に不味くて食べられない
レベルなんだよ(・д・`;)」
「やはりそうでしたか 頑張って作ったつもりなんですが
この世界では味に関する情報がないので どうにも出来ず」
「でも リングちゃんに分からない事は無いんじゃなかったの?」
「正確には 分からない事 ではなくて 答えられない事なのです」
「え?どう違うの?」
「私は 聞かれた事に関しては
答えられない事はないんですが 自問自答で何かを調べる事は出来ません
本当は分からない事だらけです 誤解させてしまって 申し訳ありませんでしたm(__)m」
「そう言うことなのか いや 別に謝る事はないよ どっちにしても私らには持ち得ない能力なんだし」
「ありがとうございます 優しい言葉 悼みいります」
「いやいや それよりっ て
カッペのじいちゃんは随分と
美味そうに食べてるじゃないか 味覚どうなってるの?」
「ホッホツ わしらは味なぞ どうとでも出来るでのぅ 美味いと思えば美味いんじゃよ」
「え?カッペ師匠は味覚をコントロール出来るんですか?」
「うむ まぁこの世界の者なら誰でも出来る事じゃがの」
「魔力のない私達は我慢して食べるしかないのか…ねぇリングちやん 何か手はない?」
「私がお二人の味覚を 改変する事は出来ますが 希望の味覚になるかどうか分かりません」
「今よりましになれば 何でもいいよ 頼むよ」
「分かりました やってみます」 魔術で味覚改変してもらってから食べてみると
「うん?普通だ 不味くない」
「大丈夫みたいですね さすがに僕はスープはムリだけど(^_^;)」
「どれどれ? ズズッ うーん 確かに美味くはないけど ムリって事もない これなら体力も回復出来そうだ ありがとうリングちゃん」
「いえ 美味しく 作れなくて申し訳ありませんでした」
「私の妹は調理の天才なんだけど 美味しい料理の作り方を教えに こっちに来る手はずになってるんだ リングちゃんも教えてもらったらどお?」
「本当ですか? 是非お願いしたいです 美味しい料理とはどんな物なのか 知りたいですし 作れるようにもなりたいです」
「あぁ 話してたらミナの料理が食べなくなったな 早く来ないかなぁ」
テル達にカッペリーニを紹介したノエは その足で人間界
ミナ達の所に来ていた
「にゃ~ははー 我は戻って来たのじゃ」
その時 ミナとスーは魔界へ旅立つ準備をしていた
「あれ ノエちー 戻って来たんだね!会いたかったよ」 そう言うと ミナはノエに抱き付いた
「うあっ なんと言う歓迎ぶりじゃ 我も会いたかったのじゃぞ」 隣の部屋にいたスーが声を聞き付けて走って来た
「お~ノエちー もう迎えに来てくれたの~?でもね~ まだ準備終わってないんだ~」
「大丈夫じゃ 母上から 少し遊んで来ていいと言われたのじゃ
時間は気にしなくてもいいのじゃぞ(^o^)」
「そうなの?少しって 何日くらい?」
「まぁ 2~3日くらいかのぅ」
「へ~~ じゃあ泊まり掛けで遊びに行けるね~」
「キャンプとか楽しそうだね!」
「キャンプ!いいね~ ナイスアイデアだよミナっち~」
「むむぅ 何の事だかサッパリじゃが 楽しいなら何でもいいのじゃ
でも ジェットコースターにも乗りたいのぉ」
「ジェットコースターにはノエちー1人で乗ってね」
「そなたらは行かんのか?遊地園じゃったか」
「遊園地は行くけど 他のライドにも乗りたいからね
ノエちーは また5回位 乗るんでしょ?」
「にや~はー 乗りたいのぉ
(*´∀`)♪」
「一回だけなら付き合うよ~」
「じゃあ早速 キャンプに行く準備だね 持ち物は 着替えだけあれば 後はノエちーが出してくれるでしょ?」
「うむ 任せておくのじゃ なんなら着替えもいらんぞ そうじゃ 二人に見てもらいたい物があるのじゃが」
「なになに?」
「少し前にこっちの催し物に参加した夢を見てのぅ あまりにも現実的な夢じゃったので 共有したいと思ったのじゃよ」
「共有って?ノエちーが見た夢を私達も見れるって事?」
「そうじゃ さすがはミナっち 理解が早いのぉ」
「へぇ~ そんな事が出来るんだ 凄いね~」
「どうすればいいの?」
「うむ まずは座ってのぅ 腕を廻して円陣を組むのじゃ そしたら次は頭をくっ付けて」 ゴンゴンッ 「イタッ」 「いった~い」
「二人とも慌て過ぎじゃ」 アッハハハハハ(≧∇≦)
三人揃って笑った(≧∇≦)
子供かよw
「ではもう一回 ゆっくりじゃぞ」 頭を付けると ノエのイメージがスーッと入って来た
それは ハロウィーンイベントの時の夢だった





