登場人物
少し戻って ここはカッペリーニが付いて来いと言った場所
広い荒野になっていて 周りは城壁に囲まれているので
外界の様子は見えない 遠くの小高い山の上に魔王城は建っていた
塔を連ねたような形をしている リングイネが
「カッペリーニ様 一人で来てはダメでしょ!」
「何と 主らは自力て移動出来んのかの?」
「私ら人間には魔力がないからね 瞬間移動なんて出来ないよ」
「魔力がない者に教えるじゃと? ふぅ 先が思いやられるわい」
「では私は戻ります 昼食には遅れないようにお願いしますよ カッペリーニ様」
「分かっとるよ リングイネちゃん( °∇^)」
「リングちゃんとは仲良さそうだねw」
「孫みたいなものじゃからのぅ でもキスはしたいのぉ」
「うわ 大丈夫かリングちゃん(^_^;)」
「さて では早速力を見せてもらおうかの えーと…ジンじゃったかの」
「それが 自分の意思では出来ないんです」
「ほぅ 危機的状況にならんと発動せんのかのぉ?」
「私が危ない時なだけ発動するようなんだ」
「ほぅほぅそうか つまりこう言う事じゃな」 カッペリーニはスッとテルに近付くと
いきなり胸を揉んだ
「何すんだよ このじじい!」 テルは蹴り飛ばそうとしたが
やはりヒョイとかわされてしまった
「ウッホッホッホ イチイチ食らっていたのでは身がもたんのでな ほれっ」
またしてもスッと近付いて 今度はお尻を撫でた
「止めろっつってんだろ!」 テルも何とかじじいを掴もうとするが
全部かわされた カッペリーニはその後も何回もテルの胸やお尻を触りまくった
ジンは何とも言えない感情に囚われていた 怒り 悲しみ 焦り
それに無力感 その全てが頂点に達した時 感情が爆発した
「止めろ テルさんに触るんじゃねぇよ じじい!」 ズパーン!! ジンは覚醒した
体中に闘気と電流を漲らせ カッペリーニを睨んだ
しかし技を出す直前のバチバチが始まった時 既にカッペリーニはジンの後に立ち
首に右腕を回し 左手でジンの手首を掴んでいた
「これがお主の力じゃな 強いのう じゃがこのまま撃つのは危険じゃ
一旦収めるのじゃ」
ジンはカッペリーニに押えられ 身動きが出来なかった
「放せ 放せよ!」
「駄目じゃ 収めよ これが修行の第一歩なのじゃ」
ジンは一旦発動した力を納めた事がないので やり方が分からず
白目を剥いてブルブル震えだした
「グッ グヌッ」
「しっかりせい!集中 集中するのじゃ!」 テルもすぐ近くまで来て
「ジン 頑張って! 私は何ともないから 大丈夫だから!」
「ウッ ウッ」 歯を食い縛って抑えようとするジン カッペリーニは耳元で囁いた
「あの娘っ子にいい所を見せたいじゃろ?
男はのぅ 女にモテてなんぼじゃぞ(*´∀`)♪」
「ウッグッウッグッウウウ」 少しづつ帯電が収まって来た
「ほれ もう一息じゃ!」
「ウッウッ…フゥ…」 帯電がスゥーっと収まり ジンは落ち着きを取り戻した
「よしよし よう頑張ったのぉ これで第一関門突破じゃ」
「なんか 辛いですね 途中で止めるってのは」
「うむ 寸止めと一緒じゃな あれは辛いでのぉ」
「何の話をしてるんだよ カッペのじいちゃんはエロじじいか?」
「そうですよ テルさんの体を触りまくって あったまきましたよ!」
「あれはお主の力を見せてもらう為じゃ 本意ではないのじゃぞ」
「おいおい 本意じゃないは無理があるな 楽しんでたんだろ?」
「役得と言うところかのw いやいや嫌われ役とは辛いものじゃよ」
「嫌われ役は十分果たしてたなw」
「さて では次の修行じゃが その力を自分の意思で自由に発動出来るように
せねばならん まずはさっきの感情を思い出し 集中して発動を目指すのじゃ
出来なければ またわしが手伝ってやろうぞ」
「またテルさんに触る気ですか?」
「ウッホッホホ ジンよ 暫くはその修行を続けねばならん
ここで何日も過ごす事になるじゃろう
わしは戻って準備をしてくる お主は続けておれ」
「ちょっと待ってくれ 折角だから私も何か修得したい 誰か紹介してくれないか?」
「戻ったらわしが相手してやるわい( °∇^)]」
「いや カッペのじいちゃんはダメだ そうだな 女性がいいな」
「面倒じゃのぅ まぁ 誰か連れて来るわい」 カッペリーニは戻って行った
「どうだジン 出来そうか?」
「う~ん 何とも言えないです」
「でも出来るまで帰れないからな あんまり待たせるなよw」
「…頑張ります(-_-;)」 ジンが う~ん う~んと唸りながら 一時間程続けていると
カッペリーニ (以下カッペじい) が誰かを連れて戻って来た
「わしの弟子を連れて来てやったぞ 竜族の戦士じゃ 存分に教わるがよい」
弟子と言われたその女性は 全身をムキムキの筋肉で被われ ダイナマイトなボディと
精悍な顔立ち 竜みたいな角と 尻尾が付いていた
「貴様か おらを呼び出すたのは」 何か怒ってるようだ
「別に呼び出した訳じゃないんだけど…まぁ そう言う事になるのかな
でも来てくれて ありがとう」 テルは一応頭を下げた
「おらは色々とやる事があるだ 暇じゃねぇだ」
「まぁそう言うなコンキリエよ これも修行のひとつじゃ
お前も弟子の一人くらい育ててみぃ」
「まぁ お師匠様がそうおっさるなら やってもいいだ」
「うむ 良い返答じゃ お前達はあっちでやってくれんかの ここでやると
ジンも気が散るじゃろうての」
「よし んだば あっちに行くだ 」
「ちょっと待った 瞬間移動はやめてくれよ 走って行こうぜ」
「めんどくせぇだな」 二人は凄いスピードで走り去った
カッペじいは ポケットから小さな何かを取り出すと ポイッと投げた
何かは ボンッと爆発すると ログハウス調の小屋とビーチパラソルと ロングチェア テーブル
その他諸々が出現して配置された
「よいしょっと」 カッペじいはロングチェアに腰掛けると グラスのドリンクを飲み
本を読み始めた ジンはそれを見て
「えーカッペ師匠ばっかズルいなー 僕も飲みたいなー」
「上手く出来たら お主にも飲ませてやるわい それまではお預けじゃな
そんな事よりしっかり集中してやらんか」
「ちぇっ 仕方無い やるか う~ん う~ん(>_<")」
ジンには暫く頑張ってもらいましょう 一方 離れた場所に移動して来た
テルとコンキリエは 早速剣を構えて やる気満々だ
「だば まずは貴様の実力を見せてもらうだ どっからでもいいで かかって来るだ」
「ふっw 怪我しても知らないよ!」 テルは素早い一撃を放った
しかし 流石は竜族の戦士 軽く弾き返された
「その程度の攻撃では おらにかすり傷もつけられねぇだど」
今度はコンキリエの攻撃 ガキン!
「グッ!」 テルはどうにか受け止めたが 手が痺れた
「重い攻撃だな しかも早い あんた相当強いね」
「あったりめぇだべさ おらはこれで飯食ってるだ 強くねぇと 生きていけねぇだよ」
「それは私も同じだよ じゃあ 本気で行くからね!」 テルは本気モードに移行した
フォトンを使って 相手を殺傷するモードだ
「ハア!」 テルの渾身の一撃が炸裂
「ん!」 コンキリエも攻撃で相殺した
「今のは良かっただな さぁもっと見せてみるだ」
そこからは目で追えない程の早い攻撃の応酬が始まった
剣がぶつかり合う音と 時々グッと力を溜めるモーションが一瞬見えるだけ
互角に思える戦いだったが テルの体に少しづつ傷が増えていき
コンキリエの強力な攻撃が避けきれず 遂に膝を着いてしまった
「クッ さすがだな 勝てる気がしないよ」
「貴様も中々だな だけんど 足りねぇ」



