玉環が貰われた家のご近所に、踊り子たちが住んでる置屋があり、そこの踊り子の紅蘭という女の子と玉環は仲良しになっていました。

 

「私は実家暮らしの時に、幼馴染みに、《見せっこしよ》って言 われて見せっこしたら… 

男の子のアソコは私のとは形が違うんで、びっくりしたんだけど…

 でも、おっぱいが膨らみはじめた時から、 

アソコを触ると不思議な感触がしはじめたの。

まるで、天国の花園に行った感覚に浸れて、

痺れる喜びを知ってからは

お父さんお母さんが違う存在に変わったの.。」 

 

 

紅蘭も捨て子の孤児だったので、玉環と同じような両親への感じ方を経験していました。 

 

「アソコの気持ち良さで、お父さんとお母さんはエッチして、 

あちしらを産んで捨てたから…

あちしらにとっての親は、お金をくれて養って守ってくれる大人やもんね。 

血の繋がりなんか

なぁ~にも役にたちゃしないんだからさっ

 若いあちしらができることを極めて、お父さんお母さんを見返してやろうね‼︎」

 

そして二人の美少女は、アソコを見せ合いこしました。 

 

 

「紅蘭のアソコは、私のアソコと違う形をしてるぅ〜」

 

「あはっ同じわけないじゃん。

踊り子姉さんやお客さんたちのアソコも、それぞれ違う形と色をしてるよ。 

あのね、師匠が言うにはね、両性具も希にいるらしいよ。」 

 

 

「えぇー( ̄□ ̄;)!!何? それーーー⁈」

 

 

次の日

 

玉環は、初潮を迎えました。

 

 

 

叔父さんは、戸惑いながらも玉環の成長を喜んで、

女中に赤飯を作らせ、下男には大きな尾頭付きの鯛の魚を買ってこさせて、

三人家族で祝いました。 

 

 

「玉環。初潮おめでとう!

国忠が声変わりした日にも、こうして赤飯と鯛の尾頭付きのご馳走で

お祝いをしたんだよ。」

 

国忠と玉環は恥ずかしそうにしています。

 

「陛下は音楽をこよなく愛しておられるそうだ。

故に皇室にご縁を頂いて出世するには、

音楽に通じる才能が必要となる。

国忠は、歌と楽器演奏が得意になったことだし

玉環もこれからは、舞をもっと上手く踊れる様になって

歌と楽器の練習にも励むのだよ。」

 

「はい。

国忠お兄ちゃんから琵琶を習っていますが

私は歌と踊りの方が好きです。」

 

「ふむ。玉環は勉強も苦手なようだが、楽器も苦手と来たか……」

 

国忠は叔父さんの説教が始まる前に、

 

「今日は玉環のお祝いの歌を披露します。」

 

側で仕えている下男と女中は目を輝かせて拍手しています。

 

国忠の優しい美声での弾き語りは、聴く者の心を震わせる音色でした。

 

 

機嫌の良い叔父さんは、美少年の国忠が歌い終わると

食前酒を飲みながら、

嬉しそうに目を細めて玉環に、 

 

「玉環は、玉の輿に乗れるように、

国忠みたいにもっと真剣に、論語と音楽も覚えて、知性と感性を磨いてゆきなさい。 

期待してるよ。」 

 

「はい。」

 

返事だけは素直な玉環でした。

 

 

つづく 

 

 

〜絶世の美女と言わせ続ける妖魔の一生〜