今日はお父ちゃんの三十三回忌
あっとゆうまに歳月は流れた。
おとんのこれが最後の法事だ。
鮮明に憶えてる。
なくなった日は晴天で風が吹いて桜か
散りはじめていた。
私はレモンイエローのダブルのプリーツスカートのスーツを着ていた。
朝からしんどそうに座っていたお父ちゃん
私が前日に大好きなメロンパンを
天王寺で買ってきたからそれが側に
おいてあった。
仕事場に10時頃電話があり
タクシーに乗り帰った。
大好きで大嫌いなお父ちゃん。
小さい頃
真夏に入道雲を指差し
あの雲に乗りたい❗
(ハイジになれると信じていたから)
と言ったら
おとんは
今年はあかんから来年乗れるように
ゆうとくからな。
おもっきり雲にのりあそべよー‼️
と言ったのだ。
感謝している。 出来ない と言わずにいてくれた。大きくなれば勝手にわかるんだから
今はその思いを大切にしてあげたかったんだよね。
学歴もなくお人好しで友達と思っていた
人に騙され多額の借金で家族に
迷惑をかけ好きなように生きた人だったけど
逃げたりして家族を見捨てなかった
最後は夫婦2人お互いにかけがえない人
になったおとんとおかん。
私は
おとんが
おかんやないと痒い所に手が届かない。
おかんが
お父ちゃんやから気のきかんお母ちゃんでも一緒いてくれた
俺が死んだらしばらくゆっくりしてから
こいよ。
と言ってからなー
もうゆっくりした。はよ迎えにきてほしい。
私はおとんとおかんの子供に生まれてよかった。
感謝している。
大好きな家族よ。