子どもたちの"スキル"は、段階を経て上達することに、異を唱える指導者はいないと思う。

 ただ、子どもの中には、始めはなかなか"興味"を示さない子もいるのも事実だ。

 "興味"や、"上手になりたい"と思えば、いっぱい練習するのもよくあることだ。

 だから、初心の子どもたちに、野球に"興味"を持たせたり、"面白い"と思わせる「指導」が重要になるんだよネ。

 子どもたち、皆、一律に指導しても、皆、バラバラに取り組むことがある。熱心に取り組む子もいれば、あまり熱心に取り組まない子もいる。

 熱心に取り組まない子がいても、当たり前だと思う。

 そういう子は、まだ、野球に"興味"が無いのだと思う。

 そういう子にこそ、指導を工夫していくべきだと思う。

 スポーツ心理学者、ジャン・コッティは、最初に、"のびのび"、"遊び"を通して、"興味"を持たせておかないと、悲惨な結果を招くと言う。

 悲惨な結果、つまり、途中で辞めてしまったり、上達することなく卒団することもある。

 野球をやる"動機付け"が異なる。

 それを、皆、同じように指導することこそ、無理があると思う。

 また、初心者のうちに、"厳しく"すると・・・。

 子どもの絶対数が減る時代、野球"嫌い"、スポーツ"嫌い"を作ってはいけない。