3年生以下の練習試合、一番小さい子は幼稚園の"年長さん"とのこと。

 "年長さん"が、外野の守備に。出してもらえて、良かったネ。でも、ボールは来ないし・・・。「ヒマ」なんだろうナ。後ろ見たり、下見たり、動いたり・・・。

でも、こういう「行動」は、この年代の子の「特徴」だから、・・・。意味の無い「随伴動作」を示すのも特徴らしい。

これは、中枢神経系における「興奮過程」と「静止過程」のバランスがとれないことに起因するんだって。
 「集中力」は、"僅か"で、就学前の子どもは、「気が散りやすい」よネ。そこのところを、「理解」して指導することが大切なんだネ。

また、

就学前の子どもたちの運動系は、ある「法則的な順序性」に則って「発達」するんだって。
・「走る」のは、安定して「歩く」前には出来ない
・跳び越すのは、「走る」前にはできない
・「捕る」ことは、独り「歩き」が出来ないとできない

 運動発達の速度は、子どもたちの「練習の機会」と「運動に興味」を持たせられるかに、左右されるという。運動する「場」を作っていかないとネ。

 運動の組合せも出来始めるので、野球の「捕る」、「投げる」もできるんだよネ。

 「環境」と「励まし」によって、「多角的運転習得」の可能性が作られてくるのだそうだ。

 ただ、「集中力」が短いので・・・。それを考慮して、指導していきたい。

(引用文献)
Kurt Meinel:スポーツ運動学、大修館書店、1981