NLP(Neuro-Linguistic Programming)
「神経言語プログラミング」と訳され、五感と言葉が、脳のプログラムを作ったり、起動させるのだそうだ。アメリカでは、「脳の取扱説明書」とも呼ばれているとのこと。
本書では、脳の3つの基本プログラムとしている。
1)脳は空白を作ると埋めようとする。
2)意識は、2つ以上のことをとらえることが苦手、焦点化(1つのことに集中)が起こる。
3)脳は「快」を求め、「痛み」を避ける
これらの基本プログラムを利用して、「コーチング」するようだ。
興味深いのは、「質問」についてだ。質問は、相手の意識の方向を決定するのだそうだ。
スポーツ指導において、ミスした選手への声かけ、「次」へのガンバリを促し方に使えると思う。
「なぜ、ミスしたの?」なんて、質問したら、脳の焦点が、「ミス」にフォーカスされ、脳は「快」を求める基本から、指導者の言葉に耳を傾けなくなっちゃうんだネ。暗くなっちょうネ。
だから、
「どうすれば、うまくいったかな?」と、やり方、方法に問題をフォーカスする方が、選手にとっては、良い質問となるんだろうナ。前向きになる(・・・と思う。)。
大人も、子どもでも、ミス一つで人格まで否定されるような、怒られ方されちゃちゃ、立ち直れんもんナ。
そうすると、
この本の言うことも理解できるかもしれない。
(引用文献)
山崎啓支:実務入門NLPの基本がわかる本、日本能率協会マネジメントセンター、2007
(参考文献)
藤代圭一:子どものやる気を引き出す7つのしつもん、旬報社、2017