明治維新前の日本のスポーツって何?

 武士の剣術、柔術か。武士道やな。
 子どもでもやったと思えるのが、相撲かな。

 気楽にジョギングやウォーキングなんてないナ。

 明治維新後、アメリカやヨーロッパから、入ってきた 「スポーツ」を、「楽しむ」という「発想」がそもそも日本になかったような、気がする。

 武士道精神とスポーツが結び付いて、「負ける」は「恥」的なものが、あったような気がする。

 日本のスポーツにおける「精神論」は、どこから発生したんだろうか?

「一高(後の東大)野球モデル」(全寮制、猛練習、勤勉)から、「飛田野球」の"精神主義"へと。

・学生の本分は試合に在らず練習場にのみ在る
・選手は監督に対して絶対的な忠誠と服従を示さねばならぬ
・選手は絶対に不平を口にしてはならず
・絶えざる血涙と汗水が純粋となる魂を生み、真理への到達を可能ならしめるもの

 この当時のスポーツの「精神主義」が、道徳教育と結び付いたのかな。

 その後、東洋の魔女(女子バレーボール)の大松さんのチーム作りで、勝利を至上とする三条件が確立されたという。
(東京オリンピックだから、1964年頃)
1)共同生活(寮、学校、職場)
2)長時間・長期間の練習
3)精神論(根性論)

 50年位前の話しなんだけれど、現在は徐々に変わりつつあるけれど・・・。

 まだまだ、指導者の「暴力」、選手間のいじめなんかが・・・。

 だから、

指導者から「変わっていかないと」ネ。

(参考文献)
関朋昭:スポーツと勝利至上主義、ナカニシヤ出版、2015