就学前の子どもは、「遊び」を通して次の基礎的な能力を発達させます。

①姿勢制御運動スキル
 屈伸、回転、バランス等
②移動運動スキル
 歩く、走る、跳ぶ、スキップ等
③操作能力 
 投げる、捕る、打つ等




 小学校低学年では、①~③を更に発達、洗練させるそうである。

 この時期は、「遠視」であるため、長時間の"手元を見る"作業は不向きであるらしい。




 この時期の子どもに対して、次のような指導の提案がある。

・結果より、運動プロセスを重視
・スキルの学習
 時間と反復練習が不可欠
・失敗への恐怖を減らす「指導」の工夫
・スキップ、ギャロップのような両側性のスキル
 を伸ばす運動の実施
・個人差を認め、各々のペースで指導
 一人ひとりのレディネスに基づく個人指導
 が必要
レディネス: 特定の課題をうまく学習するのに必要とされる個人と環境に内在する条件

(次回、高学年について)

(参考文献)
D.L.ガラヒュー:幼少年期の体育、大修館書店、1999