1.言語の基本
 「言語は、一般に発声をともない他人に向けられた言語過程(外言)と、具体的発声をともなわない個体内部に向けられた言語過程(内言)とに分けられる。」(下中他:哲学事典、平凡社、1971)と言われている。

「内言」:心の中の声か❗

 「この「内言」無しに、運動経験を蓄積し、利用して運動の改善を進めていくことは難しい。」(マイネル)

 言語により、思考することができるはずなのだが、内言の発生において、思考がともなわない場合もあるのだそうだ。

 言葉になりえないけど、知っていることがある。表現の問題? 言葉で表現しきれないことか?

2.運動修正における言語認識
 学習者(選手)の感覚で、語らなければならない。

 「言葉が学習者の意識に現れる"五官感覚"や"運動体験"と結びついて用いられるときだけ、運動修正に役立つ」(マイネル)

「わってんねんけど、できへん。」は、感覚運動においては、わかってないのだそうだ。

指導者は、学習者の感覚世界に潜入し、それに合った言語を選択する必要があるようだ。

"指導者は、自分の指示が学習者の運動感覚の世界でどう理解されたか。"を気にしないといけないナ。

 指導者は、専門知識深い運動経験を必要だということです。

 学習者の身振り、表情等も、学習者の言表(げんひょう:言葉)として、受け取ろう‼