指導者と学習者(選手)間の前提
(1)共通の「目標」が明確であること。
   何をいつまでに修正するぞをハッキリ
   させる必要があるね。
(2)信頼関係があること。
   これ、大事だね。
   お互いリスペクトが必要。

 新しく習得しようとする運動は、
「絶対的な新しい習得というものは存在しない。」(マイネル)

なので

 修正しようとする運動が、”どのようなトレーニング”を経て身に着けたのかを知ることは、修正方法として「不可欠」な前提となるらしい。

 次の3点を確認しておくと良いらしい‼

1)「欠点」学習の経緯の確認
 修正しようとする「欠点」(学習者(選手)の運動の仕方の欠点)を身に着けさせた「指導者」の”技術認識”の誤りが原因となることがある。
 指導者は、頑張って勉強せなな⁉

したがって、「欠点」を”どのように”学習者(選手)が身に着けたのかを知ることは修正活動の前提となる。

 運動習得には、過去の「運動経験」、「運動知識」を使われることから、「欠点」を身に着けた経緯を知ることが重要だと言っている。

2)学習者(選手)の基礎技能の確認
 学習者の基礎能力(体格、体力)のレベルを把握しておくこと。


3)運動内観力(自己観察)の確認
 運動の運動内観(自己観察)は、”運動を言語”でとらえることが前提とされている。
(マイネル)

 自分の運動を言い表せる学習者(選手)は、運動内観力(事故観察)を持っているといえる。(一流選手に多い)

 動画による自分の運動をみることができるが、学習者(選手)の運動内観報告が
次のどれであるかを区別する必要があるという。
(その理由???:感じるところが違うのか!)
 a)自分の運動感覚についての言葉
 b)動画からの言葉

 どのレベルの運動内観力(自己観察)を持っているかは、不可欠な確認事項です。


(引用文献)
金子明友他:運動学講義、大修館書店、1990

(参考文献)
クルト・マイネル(金子明友訳):スポーツ運動学、大修館書店、1981