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中学の頃、春高バレーで優勝した高校(女子)が、試合前に声だししていました。
「栄光に近道なし、栄冠に涙あり。」と。
「栄冠」、「栄光」は別としても、野球のスキルアップに、"近道"はないと思う。限られた練習時間を有効に使うということはあるが。
短時間で、身に付くというのは、限られた人だけかもしれない。
万人は、地道な「練習」の積み重ねにより、スキルを、技術を身に付けることになると思う。
特に、ジュニアでも低学年では、集中力もなく、ちょこまか動いての「運動浪費」は、この年代の特徴として受け入れ、練習の指導する必要があります。
反復練習によるスキルアップは、当然なのでしょう。しかし、指導対象の子どもによっては、「退屈」になる子も。その逆に、気に入った練習は、休憩さえもいやがり「続けたい」と言う子も出てきます。
指導には、対象者の年齢的特徴(身体、心理)に、合わせた時間配分、練習メニューが必要だと思います。低学年の子と高学年の子では、「同じ練習」でも、違っていいと思います。
目先を変えることで、練習に対する意欲も変わってくるので、子どもに合わせて「指導の工夫」、「スキル習得の計画」が必要です。
子ども一人一人、観察し、どのレベルなんだろうかを把握しましょう。
今日やった練習が、明日、完璧に出来るだろうか。「いつまで」に、「何を」、「どう」やって実現するのか(中長期計画)。「今、できることは何か」(短期計画)を、指導者は考えておくべきと考える。