子どもたちに、難問を解かせ、2つのグループに分けたという。

(1)能力をほめるグループ(能力群)
   「頭がいいね」等
(2)努力をほめるグループ(努力群)
   努力をほめ、才能があるとは思わせない。

 その結果、能力群は、成績が下がり努力群は成績が上がったという。更に、能力群は、自分の成績を偽って、報告するようになったと。
(この実験、チョッと残酷だね。能力群にされた子は。)

 能力が無いと思われるのは耐えられなくなるのかな⁉

 スポーツの世界でも、特待生で進学した者は、

「能力群」のように、扱われるのだろうか?

「能力群」のように、振る舞ってしまうのだろうか?

周囲から、出来て当たり前にされてしまうのだろうか?

 人を育成するのだから、学校関係者、指導者、OB、父母、マスコミ等々、その辺の配慮は必要なんですよね。

きっと。

(引用文献)
C.S.ドゥエック:「やればできる!」の研究、p.102、草思社 2008