山下久美子 あなたが いた夏

夏が過ぎ変わっていくんだね
一番 好きな季節に逢えないなんて
秋の風 吹くたびにときめく
あなたの事がこんなに気になるなんて

今も昔のように笑っているかしら?
聴かせてよ もう一度あの頃のように

待ち侘びる子犬に似ているね
涙になれば いいのに溢れてこない

今は昔のように迷っていないけど
帰れない もう二度とあの日の二人に

あなたがいなくなって気づいたなんて
何も言わなかったのは最後の優しさだね

夏の夢 終わっていくんだね
一番 好きな人なのに逢えないなんて
赤いバラ 枯れてしまったのに
あなたの事が なんだか忘れられない

今も昔のように暮らしているかしら?
聴かせてよ もう少しあの時のメロディー

あなたがいなくなって気づいたなんて
隠しきれなかったのは心の痛み
あなたがいなくなって気づいたなんて
あなたがいなくなって夜空の星が消えた