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50代、元プロジェクトマネージャー。
平坦だと思っていた人生が、突然「別居・離婚危機」という
ぬかるみだらけの悪路に変わってしまった僕が、
どうやって「仕組み」というサスペンションを使い、
再び力強く走り出すことができたのか。

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不器用な男が、荒野を最高のキッチンに変えるまでの物語です。

※全12話、物語風に仕上げています。

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『七つの部屋と、一つの答え』


今回のテーマはこちら!

 

  TODAY'S   家族写真2,400枚のうち、妻が写っていたのは38枚だけだった

 

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こんにちは、てるまです☺️

2026年10月23日、金曜日。
週末の行楽や紅葉のお出かけを前に、
家族の写真を撮る機会が、増えてくる頃じゃないでしょうか。

今日も、僕自身の話をさせてください。
かつての僕が、スマホの写真フォルダを開いて、
ある数字に気づいた夜の話です。

■21時50分、写真フォルダを整理していて手が止まった

まだ会社員だった頃、ある金曜日の夜のことです。
スマホの容量が足りなくなって、
僕は、写真フォルダを整理することにしました。
21時50分ごろ、「家族」というアルバムを開きました。

過去3年分で、2,400枚ほどありました。
子どもの運動会、誕生日、旅行、公園。
スクロールしながら、懐かしい気持ちで眺めていました。
でも、しばらく見ていて、ふと違和感を覚えたんです。
どの写真にも、妻が、写っていませんでした。

気になって、数えてみることにしました。
妻が写っている写真を、一枚ずつ、探していきました。
3分ほどかけて数えた結果は、38枚。
2,400枚のうち、約1.6%です。
一方、僕が写っている写真は、412枚ありました。
僕は、子どもと一緒に、たくさん写っていたんです。
その写真を撮っていたのは、ほとんど、妻でした。

台所で麦茶を飲んでいた妻に、画面を見せました。
「俺の写真ばっかりで、君が全然写ってなかった」
妻は、少し笑って答えました。
「撮る人は、写らないからね。いつもそうだよ」
責める口調ではなく、慣れた声でした。
僕は、その「いつもそう」という一言に、
自分が3年間、一度もカメラを妻に向けなかったことを、
はっきり突きつけられた気がしました。

これ、僕が妻を記録に残したくなかったわけでも、
関心がなかったわけでもなくて、
「撮る人」と「撮られる人」が、いつの間にか固定されていたのに、一度も入れ替えようとしなかっただけなんです。

スマホの写真フォルダって、
誰がたくさん写っているかで、
その家の「主役」が、はっきり見えてしまいますよね。
フォルダを整理するときは、
増えすぎた写真を消すことばかり考えがちですが、
本当は「何が足りないか」も、同じくらい大事な情報です。

当時の我が家のフォルダは、
子どもと僕の写真は十分あるのに、
妻の写真だけが、ほとんど入っていない状態でした。
でもそれは、妻が写りたくなかったからではなく、
「撮る役」を、妻が毎回、自動的に引き受けていたからです。
これは、妻の存在が薄かったからではなく、
記録の中から、少しずつ、見えない場所に動いていた、というだけなんです。

■「撮る人」を、写真の中に戻すための3つのコツ

①夫は、妻が「写っていない」ことに、気づいていないことが多い
当時の僕がそうだったように、
夫は、撮ってもらった写真だけを見て、
撮った人が不在であることに、気づかないケースが、実は少なくありません。
あなたが写っていないのは、あなたの存在が薄いからではありません。

②「撮る人」を決めないと、同じ人が撮り続ける
会社員時代、僕自身、
会議の議事録係を決めずにいたら、いつも同じ後輩が書き続けて、
その人の発言だけが、記録から抜け落ちていた経験がありました。
役割を固定すると、その人だけが記録から消えていきます。

③「3枚だけ撮って」と、その場で頼んでしまっていい
私自身、家庭の記録の仕方を、
共同バックログとして書き出し、
「お出かけのたびに、必ず1枚は妻を撮る。その後、交代で撮る」というルールを決めてから、
妻の写真が、少しずつ増えていきました。
あなたも「今日は私も写りたい。3枚だけ撮って」と、
お出かけの最初に、軽く頼んでみていいんです。

あの夜、僕は、翌日の紅葉狩りで、
最初の一枚を、妻に向けて撮りました。
妻は、「え、私?」と、照れて笑いました。
その笑顔を、そのまま、シャッターで切りました。
その写真は、今も、フォルダの一番上にあります。
その笑顔を見て、僕は、
38枚という小さな数字が、
妻が3年間「撮る側」に回り続けた時間だったことを、はっきりと知りました。
あなたの笑顔も、ちゃんと、記録されていい顔でした。


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撮る人にも、ちゃんと写る権利があります。
てるまでした☺️