極端な平日の拒食と休日の過食を繰り返して、私の体は徐々に痩せ細っていった。
体重計は、住居であるマンスリーマンションには置いていなかった。
だが、全身鏡に映る自分の姿、浮き出た肋骨が私の支えだった。
自分を弱々しく、頼りなく見せたかったのだ。
こんなにか弱い自分が毎日毎日深夜まで仕事をして、家事もきっちりこなしている。
その事実に酔い、自分自身に満足していた。
周囲の人間の目にも、私の姿は健気に見えていることろうと信じて。
努力が全てだった。
不器用で要領も悪く、頭の回転が遅い自分。
努力できるのも才能だと唱えながら、努力することだけが私の自尊心を支えていた。
こんな破綻した生活を送りながらも、私は自分のことを努力を怠らない人間だと信じていた。