暫くガレージに寄り付かないでおこうと心に誓ったのに、ついつい届いた部品を眺めていると組み付けたくなるのですすみませんすみませんおはようございますこんにちは。

涼しかったし…
いつもの突然の指定休の前夜だし…
梅雨明けしたのに、まだバイクに乗れてないし…

バイク乗りはね、食欲と性欲と睡眠欲と物欲とバイク(乗る)欲で形成されていると思っている!
(煩悩まみれじゃねーか…)


っていう金曜日休みの前日。
金曜日は野暮用で忙しいので、前日にガレージへ。
既に18時過ぎ。
暫くは本当に来たくなかったのですけどね。
他人様が感じてるより、わたくしめは大人なのです。
壊れたバイクを放置するわけには参りませんので。
要するに思っていたより早く部品が届いてしまったわけですが。
半年は入荷しないと思っていたのでね。

言い訳から入る時は長文になりますので!



左が外したクラッチリリースで右が新品のクラッチリリース。
部品上部の黒い部分が劣化して肥大化してるのが見た目でわかるくらいだ。



実はこれ、後で追加注文したのだが、またまた関西在住レイダー乗りの女性Aさんより情報提供されヒントを得たのだ。
いつもXV1900(ばかりではないけど)の情報を良いタイミングで投げ込んでくれるんだよね。

その方のレイダーも先日のロングツーリングで、このクラッチリリースを交換したそうでその時のクラッチリリースの画像を見せてもらって交換を決断した。



クラッチの不調の1番の理由は真ん中のクラッチリリースピストンのオイルシールが原因と判明。
ここからクラッチフルードが漏れはじめて同じく劣化したダイヤフラムからフルードが漏れたりエアーを噛んだりとイタズラしまくっていたのだ。




このダイヤフラムの劣化は過去に見覚えがあって、糞森のXJ1200のクラッチの応急処置した時もダイヤフラムに異変があったし今日も仕事の人さんの知り合いの うー君のゼファーχのキャブレターのダイヤフラムも劣化してビロビロになるというか、ふやけてサイズが大きくなったような感じになっていた。



リリース側は完成!
うーん、元の美しいエンジンの姿に戻った〜♪

ダイヤフラムって詳しいことは知らんけど素材はエラストマーっぽい気がする。
ちなみにサービスマニュアルに書いてあったのは、組み立てるときにフルード(グリコールエーテル)以外のオイル類を使うとオイルシールが劣化するって書いてあったのだけど、クラッチリリースを外したらシリコングリスっぽいのが着いていた。
まあ、原因はそればかりではないと思うのだけど…



次はクラッチマスター側の組み立て。
パーツリストを見てもわかりづらいので慎重に組み立てた。



組付け完了。
一応クラッチフルードを入れてエアー抜きをしたのだが、後日もう一回エアー抜きをする予定。



クラッチを握ってみて感じたのは…
実は以前クラッチ板を交換する前からクラッチの違和感があった。
クラッチ板を交換したのでクラッチが滑ることはなかったのだけど、表現するなら半クラッチ区間が長い気がして…
それはクラッチ板の交換以前からなのだけど、クラッチ板を直せばそんなのも直ると思ってたんだよね。
まあでもクラッチ板を交換したわけだからクラッチに異常は無いと思うようにしていた←



でね…
四国ツーリングでtakamasaさんのミッドナイトスターに少しだけ乗らせてもらった(移動させられた)んだけど、自分のストラトライナーのクラッチの違和感を再認識してしまったのですよ。
『あれ?やっぱりクラッチの握った感じが買った時からおかしい』って…
もう四年以上経つけれどっ(笑)
ほんの僅かな違和感だから、持ち主にしか わからないレベルだと思うけど。

だからちょいちょいクラッチフルードにエアーが侵入していたのも このせいなのだろう。
およそオイルシールなどの劣化は既に始まっていて、でもなんだかんだ言っても走行距離が少ないので異常の進行が遅かったと推測するんだけど。



そう言えばこの画像上側の部品は、まあ、発注ミスに変わりはないのだけど、クラッチプッシュロッドのオイルシールで今回は全く関係の無い部品と判明。
これもそのうちには交換が必要かもだけど、ひとまずこれで完結とする(笑)


今回もとても良い勉強になった。
古い年式のバイクを維持するにあたって、仲間からの情報ってほんとに感謝すべきだね。
クラッチリリースの情報が無かったら迷宮入りして、もっと修理へのモチベーションが下がっていたかも(笑)


ヤル気スイッチ  オンっ!