それは夜の出来事だった。

野球をしている僕はいつも通りある公園に素振りをしに行った。外は暖かく綺麗な月を

眺めながらの気持ちの良い運動だった。

 

十分ぐらいたったときだ。しげみから何やら音がした。僕は一旦素振りをするのをやめて

ベンチに腰を下ろした。夜ということもあり少し怖さというものも感じた。

 

音はだんだん大きくなり僕は音のする方に視線を向けた。...するとそこにいたのは...

一匹の小柄な猫だった。綺麗な目が僕を惹きつけた。

 

僕と猫は見つめ合い、恐れることもなく徐々に猫は近づいてくる。

 

まるで僕に何かを言いにくるようにも感じた。 少し経ち

猫を撫でてやると気持ちよさそうな顔をして可愛らしい表情が僕を癒してくれた.

 

めったにないこんな出会いに僕は嬉しかった。言葉の通じない猫ではあるが、

『ありがとう』と一言 感謝を伝えた。

 

静寂の夜。僕と猫は綺麗な月を眺めながら時を過ごした。

 

いつかまた出会えたらいいな、、、