続きです


夜中も叔母①と一緒に付き添っていました。

叔母①は私の祖母(叔母の母)が亡くなった時、買い物に行く為に病院を離れた時だったらしく、後悔があるそうです。

だから今回は病院から離れないし起きておくと決めていたそうです。


だんだんと疲れてきて私は病室の長椅子で寝ていました。


叔母が

◯◯(父の名前)しっかりして!息して!

と叫ぶ声で起きました


すると心拍のモニターが0で停止していました


私もすぐ飛び起きて

お父さん!息して!吸って!

と声をかけると

息をしてくれました

あー良かった。そうそう、呼吸して

と声をかけました


でも これが最後の呼吸でした


その後は叔母と私がどれだけ声をかけても呼吸をすることがありませんでした


すると看護師さんがやってきました

今先生に連絡をとって、こちらに向かっています

ご家族の方はお揃いですか?


叔母が家にいます。もうそういう状況なんですか?


看護師さん

はい…


分かりました。叔母に連絡して病院に来てもらいます。


叔母に連絡して

心拍停止してるから急いで来て

と伝えました


私と叔母、看護師さんも声をかけますが反応かありません


叔母①

さっきてるてるさんが呼びかけた時は息したのにな…


あれがお父さんの最後の頑張りだったんかな


だんだんと父はもう亡くなったんだ

と私は理解し始めました

やり切れない気持ちが抑えられなくなり

嗚咽をあげながら泣いてしまていました

お父さん!お父さん!嫌だよ!辛いよぉ〜!お父さん!

私は何度も同じ言葉を繰り返して泣いていました


看護師さんが私の背中をさすりながら

てるてるさん、家が遠いのに小さい子どもを連れていつも病院に通ってくれて、〇〇さん(父)喜んでいたと思います

てるてるさんが来た後はいつもすごく穏やかだったんですよ

お孫さんを可愛がってるって言っていました


看護師さんからの言葉を聞いて、父は本当に私のことが大好きだったんだなと思いましたニコニコ


最期も、私の声で呼吸をしてくれて、私が起きてから亡くなりました


さすがてるてるラブの父だな

と思いました照れ


父が亡くなった実感がないまま、叔母②が病院へ到着した後担当医から死亡時刻が告げられ、葬儀屋さんに連絡して葬儀会館へと移動しました。


今まで生きてきてこんなに辛い思いをしたのは初めてです。

親が亡くなるというのは、本当に耐え難いものがあります。

親を亡くした人は、こんな思いをしてきたのかと思いました



続きます