95歳のボクチャン。
外見はまだ元気そうに見えるようですが、
中身の肉体はそれなりに老化しております。
明日のことは分からない。
そこで、どうせ捨てられるであろう物を、少しずつ処分しています。
近くの砂場や滑り台のある小さな広場へ行き、
子ども連れのお母さん方に、
ぬいぐるみや人形、おもちゃなどをもらっていただく。
なるべく品質の良いものだけを選んだつもりですが、
皆さん喜んでくださる。
ところが、ある日。
子どもは欲しがっているのに、
お母さんに断られてしまったことがありました。
その子は泣き出し、
ボクが泣かせてしまったのかと、申し訳ない気持ちに。
それでも内心は、少し傷つきました。
気のせいか、その母親の表情はどこかヒステリックに見え、
子どもの手を引いて、さっと去っていきました。
また別の日。
10歳くらいの男の子が、小さな妹らしき子を連れて、
仲良く遊んでいる姿に、何とも言えない感動を覚えました。
持ってきていたおもちゃの獅子舞をあげたところ、
なんと二人そろって最敬礼して、
「ありがとうございます」と。
こちらまで嬉しくなりました。
二人で肩をならべて帰っていく その姿に、何とも言えぬ愛らしさを
感じさせられたものです、
きっと、育ちの良い家庭の子なのだろうと。
まだ新品の野球ボールやグローブも、
処分の対象として手元にありますが、
なかなか子どもとのタイミングが合わない。
そのうち、こういうことも出来なくなるのではないか――
そんな気もしております。