前回の続きになります。
アロマセラピストのスクールは、四谷にある日本ホリスティックケア研究所に2年間通いました。
国際アロマセラピスト(IFA)の日本初の認定校であり、愛ある先生との出会いで選びました。
校長先生がイギリス人で、アロマセラピストとの経験も豊富、貴重なお話しをたくさん聞くことができました。
解剖生理学、アロマ理論、実技を学びました。
クリニックの受付をフルでしながらの学校通いは少々キツいところもありましたが、それ以上に楽しい思い出ばかりです。
とにかく覚えることが多く勉強に追われ、受験以来の暗記帖が活躍しておりました。使わなかった頭も徐々に活性化してくるのもわかりました
実技は同じ沿線の友達と朝練などしておりました。
クラスメートは30人ほど。同じことを学びたくて集まる仲間は、どこか共通するところも多く直ぐに仲良く打ち解けていました。
今でも、お互いに応援しながら良き友達です。
たくさんの思い出がある中で忘れられないことが、、
実技の練習は、毎回相モデルを変えて行っていました。2人組になって施術を受ける方とする方で練習をするのです。その日は初めてのよしえさんと。
私が施術を受けている時のことでした。
マッサージを受ける時は至福の時間で、
ついつい寝入ってしまうこともしばしば、
でもその時は、
温かい手に優しく包まれるようなマッサージを受けていたら、なんだか涙がたくさん溢れてきてしまったんです。
私はアロマに出会えて本当に良かった!
こんな素敵なマッサージを学ぶことができて本当に良かった!
こんなアロママッサージを多くの人に伝えてあげたい!
そんな気持ちに包まれ感動で泣いていました
あの時のことは、ずっと忘れられない思い出。。
アロマスクールでの2年間は、
たくさんの学びとともに、私を成長させてくれた場所でもあります。
そして、そこでの学びは
本当に大切なものは何かを、私に教えてくれたように思います。
アロママッサージを通して、
私もどんどん元気をともり戻して行くことができたのです。
アロママッサージとは、自律神経に深く作用するマッサージですが、
精油の薬理作用と、人の手の温もりを感じる優しいタッチケアが加わり
さらに素晴らしい芸術となり癒し効果をもたらしてくれるものだと思います。
私はアロママッサージから、
自分を一番に愛することの大切さを教えてもらったように思います。
ずっと家族のことばかり優先し、
自分が何を食べたいのかも分からなくなっていた私。世間体を気にしたり周りに気を使ってばかりで、言いたいことも言えずにいた私。
少しずつですが、
自分の本心で生きることができるようになっていきました。
2年間の終盤では、卒業に向けてのたくさんの課題とオール筆記での難しいイギリスの試験に悪戦苦闘しましたがどうにか無事に卒業、IFAの資格も取得することができました。
念願のアロマセラピストになれました
マッサージをした後に
「ありがとうございました。身体が楽になりました。」と、
言われた時の嬉しさといったらありませんでした。
ただ嬉しくて、
私でも人の役に立つことが、本当に嬉しかったのです。
そして
「人の役に立つアロマセラピストになりたい」
とずっと願っていたら、、
なんと、
産婦人科からの募集がスクールに来て、合格することができたのです。
私が産後に体調を崩したことは前回で書かせていただきましたが、
そんな私が産婦人科に勤め、産後ケアを中心にしていることも、不思議なご縁のような気がしています。
そして、
私の経験した産後の痛みが、産婦人科のセラピストとして生かせることが何より嬉しいと感じています。
私は、
人生で今が一番充実していて幸せだと感じています。
遅咲きのセラピストですが、
これが私の天職なのだと勝手に思っています
素敵な人生の後半戦のスタートです
遠回りをしたかもしれないけれど、
きっと全て必用なことだったのですね。
そして今、
やりたいと思った時がベストタイミングなのだと実感しております
長々お付き合いありがとうございました