自分の子どもだけを見ていると、
どうしても「この子」が世界のすべてになってしまう。
嬉しいことも、悲しいことも、心配なことも、
全部「わが子」を通して感じてしまうから、
気がつくと、苦しくなっていた。
幼児教育にどっぷり浸かっていたあの頃は、
毎日が「この子のために」の連続だったけど、
今振り返ると——
あれはきっと、「私のために」が混ざってた。
「ちゃんと育てなきゃ」
「人に迷惑かけちゃいけない」
「いい母親でいたい」って。
でもね、地域でよその子に関わるようになって、
たくさんのことを教えてもらったんです。
どの子も、それぞれ違っていて、
それでよくて、
むしろ「違うからこそ」なんだなって。
みんな違うスピードで、
違う形で、ちゃんと育っていくんだって。
だから、たまにはね——
自分の子どもを“よその子”だと思って見てみる。
これ、本当におすすめです。
ちょっと距離を置いて、
心のレンズを変えて見てみると、
「こんなにがんばってたんだなあ」って、
胸がじんとする瞬間があるんです。
それからもうひとつ、大事にしていること。
「支援が必要かもしれない」と思ったとき、
私たちはどうしても“病名”を探してしまうけど…
本当に必要なのは、
その子の「取扱説明書」をつくること。
・何が苦手で
・どんなときに困って
・どんな言葉が安心できて
・どんな環境ならその子らしく過ごせるのか
それが少しでもわかれば、
子どもへのまなざしは変わるし、
その子も「大丈夫だよ」って思えるかもしれない。
家族の中だけでもいい。
「うちの子はこういう子なんだよ」って、
ちゃんと伝わっているだけで、心がふっと軽くなることもある。
そして最近は、子育てだけじゃなくて、
いろんな活動の中でも思うことがあります。
それは——
「本当は言わなきゃいけないこと」を、どう伝えるか。
迷いますよね。
相手を思えば思うほど、言葉がつかえて、
うまく伝えられなくて苦しくなる。
でも、それを越えないと前に進めないなら——
もう、さっさと越えていこう。
遠回りせずに、心をこめて伝えよう。
最近は、そんな覚悟も少しずつ芽ばえてきました。
子どもだって、大人だって、
「困ってるときに、困ってる」って言えることが大事。
「困ってるよ」って言っても大丈夫な空気。
「困ってるね」って気づいてくれる誰かがいる安心感。
そんなあたたかさが、
家庭にも、学校にも、地域にも広がっていったら——
子育ても、人生も、
もっとやさしくて、もっと希望があるものになる気がします。
こどもはみんなで育てればいい。
本気でそう思っています!
うちの子も、本当に多くの方に育てていただいています!
